富士急行、愛眼には英ファンドが触手

遊園地「富士急ハイランド」や鉄道事業を展開する富士急行の株式を5.02%保有したとする大量保有報告書を提出したのは英投資ファンドのニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NAVF)。

保有目的について、富士急行の財務的健全性や市場での地位が株価に反映されていないとし、株式価値を高めるための方法を話し合うなどとしている。

NAVFのほかに共同保有者としてアクティビストファンドとして知られる米ダルトン・インベストメンツが名を連ねる。ダルトンといえば、フジテレビを傘下に置くフジ・メディア・ホールディングスとの攻防が記憶に新しい。

同じく英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ(AVI)はメガネ専門店を運営する愛眼の株式5%を保有した。「持続的な企業価値向上に必要と判断した場合には重要提案行為などを行う可能性がある」としている。

ロート製薬が6月末に開いた定時株主総会では、大株主のAVIが創業家出身の山田邦雄会長の取締役解任を求める株主提案を諮ったが、否決された。

TOB中のサツドラ株、三原色が22%超に買い増し

北海道を地盤にドラッグストアを展開するサツドラホールディングスの株式を22.62%まで買い増したのは三原色(和歌山県湯浅町)。6月中に変更報告書を4度提出し、保有割合を4.59%高めた。

三原色は和歌山県でドラッグストアなどの小売事業を手がけるエバグリーン廣岡(同)の関連企業で、2022年からサンドラ株式の取得を始めた。

サツドラをめぐっては6月22日にMBO(経営陣による買収)を目的とする1株1220円でのTOB(株式公開買い付け)がスタートしており、三原色の今後の出方次第でその成否に影響を与える可能性がある。

動静が注目される旧村上ファンド系の投資会社(シティインデックスイレブンスなど)だが、6月中、新規保有の報告はなかった。5月に新規保有した日本製紙株式については買い増しを進め、保有割合を5.11%から8.73%に高めた。

M&A Online
(画像=「M&A Online」より引用)

文:M&A Online