本記事は、五百田 達成氏の著書『「誘える人」がぜんぶ手に入れる』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の中から一部を抜粋・編集しています。
「もう二度と誘いたくない」NG行動
自分で会を企画し、主体的に人を誘うようになると、かえって「どんな人を誘えばいいのだろう」と迷うことがあるかもしれません。そんなときは逆転の発想で、「こういう人だけは絶対に二度と誘いたくない」という自分のNGリストをつくってみることをおすすめします。そうすれば、AさんとBさん、どっちを誘おうかなと迷ったときの判断基準にもなります。
参考までに、僕自身のわがままで偏食な「NGリスト」の一部を公開しましょう(心の狭さがダダ漏れな、恥ずかしいリストでもあります)。
- 遅刻、前日飲みすぎ
僕は幹事として、当日を迎えるまで万全の態勢で準備し、前日からワクワクして楽しみにしています。それなのに、平気で遅刻をしてきたり、「いやー、昨日朝まで飲んじゃって体調イマイチでさ」などと言いながら現れたりされると、僕との予定が軽んじられたようで悲しくなります。結果的にそういう人は次から誘う手が鈍ってしまいます。みんながみんな楽しみにしていると信じるあまり、リマインドを怠り、参加者を不安にさせがちなのは、僕の悪いクセです(笑)。 - ドタキャン、ダブルブッキング
僕は、予定通りに物事が進まないのがとても苦手です。これはもうどうしようもない性分ですね。なので、直前になって「行けなくなりました」とドタキャンされたり、事前に何の相談もなく当日になって「この後ちょっと別の予定があるんで、途中で抜けますね」とダブルブッキングを事後報告されたりすると、「あれ? あれれ? そうなの? そういう感じ?」と、パニックになってしまいます。 - お客様体質、受け身体質
くり返しになりますが、「五百田さんが何かおもしろくしてくれるんでしょう?」という「待ち」の姿勢の人も苦手です。
あと、細かいですが「また誘ってください」という言葉にもムムッと引っかかってしまいます。「あなたがまた何か企画して、私を楽しませてね」と丸投げされた気持ちがしてしまうのです。
「私はもてなされる側です」という態度を崩さない人とは、一緒に心地よい場をつくっていく楽しさを共有できず、気持ちが萎えてしまいます。「じゃあ何て言えばいいんだよ」と思うかもしれませんが、僕が好きなのは、「また遊びましょう!」というフラットで共同作業感のある言葉です。 - マウントおじさん、ウンチク語り
「俺が学生のころは」「うちの会社はさ」と過去の栄光や会社の看板を振りかざしてマウントを取ってくる人や、古い価値観や常識を上から目線で押し付けてくる人も遠慮したいです。
また、麻雀やボードゲームなどの大人の遊びの場で、場の空気よりも「勝ち負け」に異常にこだわってギスギスする人も、僕が目指す穏やかな社交の場には不向きだと思っています。
いかがでしょうか。「五百田ってなんて心が狭くてうるさいんだ」と呆れられたかもしれません。
もちろん、これらはあくまで僕個人の好みにすぎません。「話がおもしろければ遅刻ぐらいまったく気にしない」という人もいれば、「完全に受け身でも、ただニコニコ座っていてくれればそれでいい」という人もいるでしょう。
ここで大切なのは、僕のNGリストが正しいかどうかではなく、あなた自身が「自分が不快に感じるポイント」をしっかり言語化しておくことです。
婚活のときに「借金がない人がいい」「タバコを吸わない人がいい」とNG条件を挙げていくのが大事なのと同じように、自分にとってのNG行動を明確にしておくことは、あなたの「心理的安全性」を守るための強力な防波堤になります。
あなたが心からリラックスして笑顔で過ごせるのは、どんな人たちがいる空間でしょうか。そして、その空間の居心地のよさを壊してしまうのは、どんな振る舞いをする人でしょうか。
ぜひ一度、あなた自身の「二度と誘いたくないNGリスト」を考えてみてください。それが、あなたにとって一番おいしい人間関係を「自炊」するための、欠かせないオリジナルレシピになるはずです。
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