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(写真=Thinkstock/Getty Images)

在宅で仕事をするSOHOワーカーやそれに近い人たちなど、独立した存在で仕事を請ける専門家に業務を依頼することをクラウドソーシングという。

総務省が発表した平成26年度版の「情報通信白書」では2011年には44億円規模の市場だったクラウドソーシング市場は急速にに拡大して2016年には1000億円市場になる見込みだ。拡大を続けるクラウドソーシング業界において注目したい7つの銘柄をピックアップして解説しよう。


クラウドソーシングサービス提供大手2銘柄

まず、ネット上でクラウドソーシングのマッチングサービスを展開する大本命の企業群から紹介していく。ヤフーとの提携で知名度も高く、利用者数も業界最高クラスを誇るクラウドワークス <3900> をはじめ、同業であるリアルワールド <3691> などが最右翼だ。

これらマッチングサービス提供業者は他にも有力な企業が複数あり、今後も上場によって注目銘柄となる可能性が極めて高い。


クラウドソーシング協会の会員企業にも注目

クラウドソーシングは顔の見えない者同士の商取引であるため、不正やモラルハザードを防止する仕組みが求められる。そこで「クラウドソーシング協会」という業界団体が設立され、人材エージェント会社やIT企業などが名を連ねている。

広告配信プラットフォームを手がけるVOYAGE <3688> にはクラウドソーシング協会に所属するVOYAGE MARKETINGという100%子会社がある。

また、同様に会員企業であるパソナテックの親会社であるパソナグループ <2168> にも注目したい。大手広告会社としてネット事業に力を入れるアサツー・ディ・ケイ <9747> やIT大手のサイバーエージェント <4751> も同協会の会員で、クラウドソーシング事業に積極的だ。

同じく同協会の賛助会員であるイー・ガーディアン <6050> は、SNSの監視や広告審査などを行う企業で、クラウドソーシングの健全な成長に資するという意味で、これから役割が大きくなると思われる。


クラウドソーシングの今後はどうなる?

アベノミクス第三の矢である成長戦略には、中小企業・小規模事業者の革新という項目が含まれている。クラウドソーシングはこの成長戦略中でも有望視されており、発展余地は非常に大きい。

東京都中小企業診断士協会の青年部部長、遠藤孔二氏は『中小企業や小規模事業者の経営課題解決のツールとなり得る』と述べており、小規模事業の専門家である中小企業診断士という立場からもクラウドソーシングがもたらす変化への期待が伺える。

現在、クラウドソーシングサービスの勢力図は「クラウドワークス」と「ランサーズ」による事実上の2強状態にあると言って良いだろう。両者ともに会員数や取引額が群を抜いており、現在のところは甲乙がつけがたい状況だ。

サイト利用者にとっては要望に合った仕事や人が見つかればどちらでも良いわけで、今後は掲載される案件の充実度と、登録している人のレベルによってサイトの価値が決まる。時代にいかに対応できるかが、株価にも反映することになるだろう。(ZUU online 編集部)

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