最高水準の安心・安全・快適性
日当たりの悪い北向きでも、高層階ならば日差しが入り明るいので、日当たりに関してはどの方角にある部屋でも問題はない。日当たりのよい部屋の場合は、冬の日中なら暖房もいらないぐらい暖かいこともある。逆に猛暑の夏の日は強い日差しを受け、かなり高温になる。
免震構造に関しては、最近では地震エネルギーを吸収して被害を小さくするという最新の制振構造を採用しているところが多い。
最近増えているのは、医療機関、保育園、屋上庭園、ゲストルーム、シアタールーム、スポーツジム、ラウンジなどのサービスフロアが充実しているタワーマンションで、利便性がよく、マンション内だけで快適に暮らすことができる。
セキュリティに関しては、タワーマンションや大規模マンションの場合、戸数が多く、敷地が広いこともあって、24時間の管理体制が多い。警備員の定期巡回のほか、防犯カメラを設置して常時監視しているので子育て世帯にも安心である。
防災設備を導入したり、自家発電装置の付いた非常用エレベーターを設置するなど、通常のマンションに比べて厳重な防災対策が施されている点も高額物件ならではの付加価値だ。
住んでみて気づく意外と不便な点も
いいことばかりではなく、生活する上で不便な点もある。タワーマンションは窓を大きくすることで、バルコニーがないケースが多く、全面窓の場合は、窓を開けての換気ができない。バルコニーがないということは、洗濯物の干し場は室内か浴室になってしまう。
もちろん浴室には暖房乾燥機が完備されているので、不便はないだろうが、布団などの大きな洗濯の時や、お日様の下で干したいと思っている人などにはなかなかのストレスかもしれない。また、自分で窓ガラスの清掃はできず、業者に頼まざるを得ないのもタワーマンションならではだ。
ほかにもビル風の影響を強く受けたり、バルコニーがあっても高層のため洗濯物が干せないとか、世帯数が多いためエレベーターで長時間待たされるとか、上層階は日差しが強すぎてUVカットの窓でも日焼けしてしまうなど、住んでから気づく意外なデメリットもある。購入前に居住者にヒアリングするなど、できるだけ事前にリサーチしておきたい。