会社を一步出たあと同僚同士で花を咲かせる話は、上司や管理職のあるある話や愚痴だ。社内の噂話や愚痴はガス抜きとしてはあって然るべきだが、本気だったら少々問題だ。
誰にでも長所も短所もある。もちろん自分にもある。例え上司や管理職も同じ人間だから多少の過ちもある。それをあげつらうことは「醜い」の一言だ。ただ、上司への言葉に自分自身がドキッとすることはないだろうか? 日本に「他人の振り見て我が振り直せ」という言葉があるように、上司や管理職をそしるひまがあったら、まず自分の短所を改善するほうがどれだけ有益か。自分のことは棚にあげ鍵まで掛けて、上司をこき下ろしているようでは、ライバルには一步も二歩も置いてきぼりになっているはずだ。
とはいえそこで“自分も注意しておきたい”管理職のあるある7選を紹介しよう

(1)「ダメ」ばかりを言っている
ダメ出しは、時としては非常に有効に働き、部下の士気を高めることになる。だが、これも「ダメだ」あれも「ダメだ」などと指摘するだけの上司は、部下の潜在能力の芽を摘んでしまいチャレンジ精神を部下から奪ってしまう。


(2)部下に過剰なプレッシャーを与える
過剰なプレッシャーやストレスをかければ、部下は成長すると考えている。それでは、精神的に追い込まれ部下は思い切ったことなどできなくなってしまう。さらには、精神的負荷でやめてしまうかもしれない。結果、会社からよりよいものは産まれず会社自体も衰退していくだろう。

(3)褒めるのが下手
褒めることの下手な上司のところには、良い部下は育たない。部下は褒めてもらうことがうれしいのだから、がんばっているときは褒めるべきだろう。褒め上手の管理職には、自然と部下たちが集い、絆も強くなり一人ひとりが成長するので、会社に発展をもたらす。

(4)叱るのが下手
管理職の叱り方が下手だと、良い部下が集まらないし育たない。それどころか、離反するものを育ててしまう。

(5)部下の成長よりも自分の成長ばかりを意識している
自己顕示欲が強く、ナルシストの管理職は、部下の成長を望むより自分の出世を優先し、部下たちはのことは考えない。そんな管理職は部下のことを把握できていない。そうすると当然、的確なアドバイスもできず、結果として部下は育たないし、社益にもならない。