第10位 ニューヨーク(アメリカ)
(マンハッタン)
ニューヨークは、トップ10に入る唯一の米国都市だ。医療・健康環境の安全性では2位、サイバーセキュリティでは3位の位置にある。毎日平均6件の殺人事件が発生していた1990年以来、安全への長い道程ではあったが、今やまた、テロリストの脅威やサイバー戦争など、新たなリスクに直面しているのも事実だ。
第9位 メルボルン(オーストラリア)
(町並み)
人口400万人のメルボルンは、インフラの安全性では2位、個人の安全性では8位にランクされている。この都市の平均寿命が長いことも、優れた都市環境と決して無縁ではないはずだ。安全で健康な都市環境が、住民生活に数値測定可能な違いを生じさているのかも知れない。
第8位 トロント(カナダ)
(夜景)
カナダで最も人口の多い都市・トロントは、安全、ビジネス環境、民主主義、食の安全、生活費、住宅など、あらゆる面に優れた都市として知られている。また、「北のハリウッド」と評されるとおり、映画やドラマなどの映像文化も発達している。
第7位 チューリッヒ(スイス)
(リマト川とグロスミュンスター大聖堂)
チューリヒは、医療・健康環境の安全性とインフラの安全性でトップの位置にある。カバー率に優れた医療制度や、よくデザインされた交通手段がその背景にある。豊かな都市が、その安全環境への投資に熱心になる好例と言えるだろう。
第6位 シドニー(オーストラリア)
(オペラハウス)
人口450万人のシドニーは、インフラの安全性、個人の安全性の両カテゴリーでトップ10に入る。一方、サイバーセキュリティは14位、医療・健康環境の安全性も17位と、遅れをとっている。実際これまでにも、オーストラリアがネット詐欺やID詐取事件の舞台となったケースが紹介されている。