(写真=PIXTA)
「Apple」に投資しよう!
投資をするにあたっては、投資先の企業が安定した収益を上げ続け、今後大きな成長を期待できることが当然望ましい。
つまり 投資対象としてふさわしい企業は、 世界各国に名を知られる大企業の中に存在するのだ。その代表例として、アメリカに本社を置くApple社が挙げられる。
iPhoneやiPad、iMacといった、デザイン・機能の両面で優れた製品を世に送り出し続けているApple社は、日本人にとっても非常に身近な優良企業だろう。
こうした企業の株価は市場の評価を反映して高い傾向にあることが多い。とは言っても株価は日々変動するものだ。
ネガティヴなニュースに反応するなどして株が下がった際にタイミングよく購入しておくと、その後の株価の反発に伴う資産の増加も期待できる。
発表された「iOS9」
iOSはiPhoneやiPadを正常に動かすために必須のオペレーティングシステムである。したがって、iOSのレベルが上がればApple社の製品の品質は向上することになる。
先日、Apple社から「iOS9」が正式に発表された。同社によると、リリースは今秋以降を予定しているとのことだが、新たに搭載される機能として、以下の3つが挙げられる。
まず、子どもが長時間にわたってスマートフォンを使ったり、好ましくないアプリを利用したりするのを防ぐ「ペアレンタルコントロール」機能。保護者がより安心して子どもにiOS搭載端末を使わせることができるよう配慮した形だ。
また、複数人が異なるアカウントで1つの端末を共用する「マルチユーザーサポート」機能も搭載予定だ。友人に短期間iOS搭載端末を貸し出すなどという時に有効な機能である。
さらに、複数の画面を同時に表示させて作業を行える「マルチタスク」機能も追加される見込みだ。メールアプリとインターネットを同時に使用できるなど、仕事の面でも趣味の面でも非常に役立つ機能となるだろう。
今までのiOSの不具合と株価
iOSではこれまで、新バージョンが出るたびにさまざまな不具合が発生していた。便利な機能を積極的に追加しようとするあまり、リリース後にバグが見つかった事例が多い。
些細な不具合ならさほど気にならないが、Wi-Fi接続がうまくいかないなど、利用者にとって大きな不便を強いられるような不具合が発生したことも過去にはある。
こうした不具合が発生すると、株価が敏感に反応する。例えば、iOS8リリースの際には、利用者から不具合の指摘を受けたことが報道されると、株価も大きく下落した。
とはいえ、Appleが迅速に対応し、アップデートで不具合が解消されたことがわかると株価も回復した。
このように、Apple社の株価はiOSに不具合があることがわかれば下落するものの、結果的に不具合が解消されれば再び持ち直してきた。
不具合が報じられると投資家の不安が高まり株が売られはするが、きちんと修正されれば再び株価が元の方向へ戻っていくということは、不具合でこれまで積み重ねてきた企業価値までは損なわれていないということの証しなのかもしれない。
パニック投資法とは?
一時的なトラブルや不祥事が引き金となって売られ過ぎた株式を安値で購入するのが「パニック投資法」だ。
ただし、この投資法が有効なのはあくまでも会社の経営が継続するということが前提であり、会社の根幹を揺るがすような深刻な問題が発生している場合には、倒産の可能性も否定できないため、注意が必要だ。
Apple社の株価も、前述のiOS8の不具合の事例を挙げれば、2014年9月25日に前日の101.75ドルから97.87ドルにまで下落した。このタイミングでApple社の株式を購入していた場合、2015年6月11日現在で約30ドルの利益が出る。100株購入していた場合、その利益は日本円にするとおよそ36万円(2015年6月17日レート)にもなるのだ。
今回発表されたiOS9に不具合があるかどうかは当然まだわからない。だが、もし不具合が見つかった場合には、時価総額が世界トップの企業の株式を割安に購入するチャンスが再び訪れるかもしれない。
不具合の報道によって株価が急落した場合、投資に適したタイミングがやってくることが期待できる。さらに世界一の企業のApple社であれば、パニック投資法を行っても株価の復調は見込めるだろう。今後のiOS9関連の報道には要注目だ。
Apple株を買うためには
ここで、パニック投資法のチャンスに備え、Apple株の購入の仕方を理解しておこう。
日本国内で米国株を買う場合にオススメなのは、取扱銘柄数が多く、手数料も安い「マネックス証券」だ。マネックス証券ではApple株を1株単位で購入することができるため、2015年6月15日現在の株価で計算するとおよそ15,000円程度あればよい。
パニック投資法ではとにかくタイミングが重要だ。首尾よくApple株を購入できるよう、マネックス証券であらかじめ準備しておこくのが得策だろう。
口座開設・維持に料金はかからないので、開設しておいてAppleの情報をキャッチしておくだけでも十分有益なものになるはずだ。
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