ジョイフル本田 店舗

本稿では、新規上場が予定されている株式会社ジョイフル本田の銘柄分析を行います。ジョイフル本田は、茨城県と千葉県を中心に大型ホームセンターを展開する企業です。

・市場動向 ・財務の安定性 ・収益性 ・株価水準

という4つの観点から銘柄を分析し、投資対象として評価します。

結論を先取りすると、対象市場は回復傾向にあり、財務が健全であり収益性も高く、株価も割安であると考えられます。但し、保守的な経営姿勢や話題性を考慮すると、短期的には安定して配当などを得られる可能性が高いですが、競合企業の登場など事業環境の変化が大きなリスクになるかもしれません。


◉ジョイフル本田の市場動向

ジョイフル本田は、図1を見て分かるように、ホームセンター事業が売上の99%を占め、残りの1%弱がスポーツクラブの運営というセグメント構成になっています。

但し、ホームセンター事業と言えども、取り扱う製品は多様であるが故、ジョイフル本田は(1)「住まい」に関する分野と(2) 「生活」に関する分野に大別した上で、細かく製品類別に情報を提供している点は興味深いです。

ジョイフル本田のセグメント別売上

図1:ジョイフル本田のセグメント別売上 出典:ジョイフル本田「有価証券届出書」

ホームセンター事業に関しては、図2のように茨城県・千葉県を中心に関東圏に15店舗展開しており、図3を見て分かるように、その店舗の規模は大きく、「郊外型の大型ホームセンター」を展開している事が分かります。

ジョイフル本田店舗戦略

図2:ジョイフル本田の店舗エリアマップ 出典: ジョイフル本田ウェブサイト

ジョイフル本田の店舗規模

図3:ジョイフル本田の店舗規模 出典: ジョイフル本田ウェブサイト 注:東京ドームは46755㎡として換算されている。

ジョイフル本田の成長性を見る場合、競争環境の変化を考慮する必要がありますが、それ以前に見なければならないのが出典地域の景気動向でしょう。

ここでは茨城県の消費動向を見る為に、茨城県の景気総合指数(CI)を見ます。図4は、茨城県のCIの推移を示しています。東京などと同様に上向きである傾向が分かります。これは当然と言えば当然で、茨城県を始めとした関東圏の地域は東京都の景気動向に左右される度合いが強く、東京都の回復に伴い、茨城県なども景気が回復傾向にある事が分かります。

茨城県景気総合指数

図4:茨城県の景気総合指数(CI)の推移 出典: 茨城県ウェブサイト