よくある「為替ヘッジあり」「為替ヘッジなし」商品とは

毎月分配型の投資信託商品を見ると、「為替ヘッジあり」「為替ヘッジなし」などという 言葉がよく書かれています。この為替ヘッジとは、一体何なのでしょうか。

ご存知のように、現在の為替相場は変動相場制をとっています。1ドルを買うのに今日 は100円だったものが明日は101円になっていることがあります(円安)。一方で、今99円になっていることもあります(円高)この変動相場制のもとでは、海外の金融商品に投資する場合、金融商品の価値自体ではなく、為替相場によって得をしたり損をすることが生じます。特に毎月分配型の金融商品を取り扱っているファンドは海外のファンドが多いので為替リスクが生じる可能性は高くなります。そこで、現在の時点で海外のお金を日本のお金に変えるときのレートを決めてしまうなどをしてくれることがあります。これが「為替ヘッジあり」であり、このようなオプションが付いていないものが「為替ヘッジなし」です。

これまで為替相場は円高が続いていましたので、為替ヘッジがあったほうが安心感がありましたが、アベノミクスなどの影響で少しずつですが円安となりつつあります。 為替ヘッジをあえて付けない商品をいくつか購入しておくことで、最終的な利益が増えていく可能性もこれからはあるかもしれません。

毎月分配型の商品は良いのか

毎月分配型の商品については、上述にような理由から否定的な意見の方が多く存在します。投資信託は中長期的に安定して資産を蓄積していく商品であるはずなのに、毎月分配型ではそれが実現できないという点が、多くの専門家・プロは毎月分配型を勧めない理由です。やはり毎月分配型は良くないのでしょうか。

しかし、一方で毎月分配型の商品が大変人気であることは事実であり、売れているという事実には理由があると言えます。それは、毎月分配型の場合、たとえ取り崩しであっても毎月お金が入ってくるというのは、通常の感覚としては非常に価値があるためなのではないでしょうか。

お金は貯めておくだけでは使えません。昔から言うように「金はあの世には持っていけない」ものです。10年先の100万円よりも今日使える1万円の方がその人にとっては価値があるかもしれません。どのように考えるかはひとりひとりの自由です。そのため、毎月分配型も、生活を豊かにしたいという目的などであれば、活用も良いと言えます。また、いわゆる分散投資をして、ひとつの投資先として毎月分配型を買っておくということもおすすめできるでしょう。

理論と実際の感覚の「ズレ」があるのが毎月分配型の投資信託商品と言えます。このような場合には、ご自身の感覚と納得できる理論とを比較されて、お好みの方を選ぶことが良いと思われます。お金の運用権限は専門家でもセールスマンでもなく常に投資者様ご自身にあります。また、先に書いたように毎月分配型は海外ファンドが多いので為替リスクに配慮することも必要です。(ZUU online編集部)

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