Happy mature couple gardening together outside in the garden
(写真=PIXTA)

目次

  1. 定年退職後、あなたは何をしたい?
  2. 退職後にしたいこと 日本人の1位は?
  3. 日本と少し違う 米国人の考え方
  4. 実際には「テレビや映画鑑賞」が倍増
  5. 長い老後をいかに過ごすか

定年退職後、あなたは何をしたい?

定年を迎えて会社を退職した後、あなたはまず、何をするだろうか。定年後、多くの人はそれまでに比べ、自由な時間が増える。

気ままに自由を満喫するのか、趣味をきわめるのか、または新しい仕事に挑戦するのか。時間をどう使うかによって、老後の生き方も大きく変わることだろう。日米の比較も交えながら、退職後、余裕のできた時間をどのように使ったらよいのか考えたい。

退職後にしたいこと 日本人の1位は?

定年退職後、自由な時間ができたら、日本人は何をしたいと考えているのだろうか。2015年1月に東京海上日動あんしん生命(てんき予報編集部)が行ったアンケートによると、定年退職後にやりたいことの1位は「旅行」、2位「働き続ける」、3位「芸術」、4位「料理」、5位「スポーツ」という結果になった。

まとまった時間ができる一方で、子供が巣立ち、出費も減り、退職金などによって経済的にゆとりもできることから、今まで行くことができなかった場所へ旅行に行きたいと考えている人が多いのだろう。。国内旅行や近場のアジア圏内だけではなく、南米ボリビアのウユニ塩湖や、フランスのモンサンミッシェルなど、日本から遠い国々への旅行を希望する人もいるそうだ。

2位の「働き続ける」は、60代、70代でも体が健康な人が多く、雇用契約を延長して働き続けたいと考える人が増えていることを示している。働き方をフルタイムからパートタイマーへシフトしている人も多い。

そして3〜5位はいずれも趣味という結果になった。絵画や陶芸、音楽や書道、カメラなどの芸術系やヨガやゴルフなどのスポーツは人気が高い。特に男性は今まで妻に任せきりにしていた料理や、家の掃除などの家事全般について新たにチャレンジしようと考えている人もいるようだ。

日本と少し違う 米国人の考え方