目次

  1. 年金生活を迎える前に知っておくべきこと
  2. まずは年金支給額を確認
  3. 国民年金の支給額
  4. 厚生年金の支給額
  5. 老後にかかる費用は?
  6. 生活費見直しのポイントは
  7. 年金頼みでは老後破産の危険が

年金生活を迎える前に知っておくべきこと

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(写真=PIXTA)

あなたは、年金生活に入った後の生活についてどんなイメージをもっているだろうか。仕事を続けて、ある程度の金銭的な余裕を持ちながら暮らしたいと考えている人もいれば、なんとか年金だけで生活できないだろうかと考えている人もいるだろう。

しかし、どちらを選ぶにせよ、現役時代のように目いっぱい働くことは難しいし、病気やけがでいつ働けなくなるか、わからない。安心して老後の生活を送るには、それまでの生活を見直し、ぜいたくは避けて質素な生活を心がけることが大切だ。

そこで年金生活を迎える前に手をつけておくべき生活費の見直しについて考えたい。

まずは年金支給額を確認

年金保険料は払い続けているが、「自分が受給年齢を迎えたら、いくら年金を受け取ることができるか不安だ」と思っている人も多いだろう。。確かに年金支給額は、加入している年金の種類、加入期間によって異なり、面倒な計算をしなければ、受給額はわからない。そこで、国民年金、厚生年金の支給額の確認方法について解説しよう。

国民年金の支給額

国民年金の支給額の計算は比較的シンプルだ。国民年金の支給額は、その加入期間のみによって決定される。国民年金は原則20歳から60歳になるまでの40年間が、保険料納入期間である。その40年間に、一度も未納や免除がなければ満額の77万9300円(2018年4月現在)が支給される。免除月がある場合には、以下の計算式に当てはめ算出してほしい。

満額 × (保険料納付月数 + 全額免除月数 × 8分の4 + 4分の1納付月数 × 8分の5 + 半額納付月数 × 8分の6 + 4分の3納付月数 × 8分の7)÷ 40年(加入可能年数)×12

厚生年金の支給額