就寝前の温かい飲み物は気持ちのリラックスに有効

食事は就寝の2時間前までに済ませておきたい。食事の後は体温が上がり、体が覚醒状態となるからだ。また食べた後すぐに寝ると、内臓の働きが眠りの質を低下させるというのも理由の1つ。

もし就寝前の時間に小腹がすいてきたら、温かいお茶やミルクなどでお腹を満たすといい。温かい飲み物には気持ちをリラックスさせる効果があり、質の良い睡眠に有効だ。無理に眠ろうとするとかえって眠れなくなるので、就寝前にくつろいだ時間をとり、自然に眠くなったら床につくというのが良い。


効果的な「仮眠」により睡眠を補う

理想の睡眠時間は7時間としても、そううまく時間を作れない人もいるはず。その場合、短時間睡眠でも脳のパフォーマンスが低下しないよう工夫する必要がある。

そこでおすすめしたいのが「仮眠」だ。

オフィスで仮眠をとる場合、眠気を覚えやすい昼食後がいいだろう。できれば、アイマスクや耳栓を装着して感覚刺激を遮断したい。デスクに伏せて寝るなら小さなピローがあるとさらにいい。もし眠れなくても気にしない。しばし仕事を忘れ、感覚刺激をなくしてくつろぐことが脳の休息になるからだ。

睡魔に襲われた時やそのうち眠くなりそうな時には、2〜3分ほど目を閉じて休憩するだけでも違いが出る。周囲には「3分だけ眠らせて!」と伝えてもいいだろう。3分経ったら水で顔を洗ってシャキッと目を覚まさせる。