移民・難民問題の深刻化に反発し、離脱を支持する英国民も
一方、世論調査によるイギリス国内の残留支持率は、低下傾向にあるとみられている。移民、難民問題が悪化の一途をたどっており、住宅難というもう1つの深刻な問題も生じており、英国民の不満が募っていると言われている。
英国のEU残留の是非については、支持率にも変化が現れている。調査した機関によって結果にばらつきはあるものの、残留支持派の減少傾向は共通している。移民・難民問題への対応やEUとの交渉次第で離脱支持派に転身する中立派も多いことから、最近数カ月は離脱支持が圧倒していると見られている。
現在では英国内の失業率が大幅な改善を見せているが、「移民問題が英国人のキャリア成長に歯止めをかけている」「給与の良い仕事(特に技術職)は移民に持っていかれる」という反発の声も多く、長年蓄積されてきた国民の不満を解消するのは難しいとみられている。
EU離脱のカギを握るキャメロン首相がその扉を開けるか留まるかは、「英国とEUの関係がどこまで見直されるか」次第だとよく言われているが、キャメロン首相は困難な舵取りをこの先に迫られることになりそうだ。 (ZUU online 編集部)
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