パソコン勉強
(写真=PIXTA)

インターネットを利用して米国を中心とした世界の有名大学の講義を、世界中の誰もが学ぶことができるというMOOCsが近年大幅に普及している。


日々広がるMOOC 大学レベルの講義も受けられる

MOOCとはMassive Open Online Coursesの頭文字で、「巨大でオープンなオンラインの授業」という意味だ。北米系のCoursera(コーセラ)、Udacity(ユーダシティ)の出現によって、アメリカ以外にも普及し、現在では、さまざまな企業や大学が全世界へ向けて開講している。

コーセラとユーダシティは大学レベルのオンライン講義をMOOCsとして公開する教育ベンチャー企業。コーセラは大学レベルの学習コースを公開しており、学習コースは英語だけでなく多言語提供している。近い将来、日本語の対応をすることも発表されている。ユーダシティは個人の教員がコースを持っている。


日本でも活用されるMOOC

日本の大学では、東京大学が2013年2月22日、世界13カ国、29大学とともにコーセラへの参加を表明。これが日本の大学としては最初のMOOCプラットフォームへの参加となった。この発表は国内主要マスメディアで取り上げられ、それまで国内ではあまり注目されていなかったMOOCへの関心を集めるきっかけとなった。

同年、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)が日本全体の大学・企業の連合による組織として設立された。JMOOC公認の教育コンテンツ配信プラットフォームには、gacco、OpenLearning, OUJ MOOCなどがある。