MOOCで「お金」について学ぼう TAC、立教や上智などが開講
実際にMOOCを使って学ぶには、それぞれのサイトから無料のメンバー登録を済ませて、随時開講している申込可能な講座を選ぶだけである。お金について無料で学べる講座をいくつか紹介しよう。
まず立教大学がgacco上で提供する「グローバリゼーション下の日本経済と日本企業」は、今日のグローバリゼーションの特徴を理解しながら、日本経済、企業にどのような影響を与えているのかを具体例を取り入れながら解説し、今後の日本の経済社会の進むべき方向について考える講座だ。
資格の学校TACがgacco上で提供する「《実務・資格講座》はじめてのFP」というシリーズでは「FPで学ぶお金の知識」と題して、個人に関わるお金の知識がFP資格の取得に向けた学習を通して身につけられる。また「《実務・資格講座》ビジネスパーソンのためのファイナンス戦略の基礎」は、タイトルの通り、ビジネスパーソンに必要とされるファイナンスの基礎を学習する。
大学自体が開校している講座も紹介しよう。早稲田大学商学部が早稲田オープンコースウェアで提供する「基礎会計学」は、ビジネスの共通言語である「会計」の学習を通じ、ビジネスの世界における会計の役割について理解を深める。
講義の前半では、財務諸表の作成プロセスを概観し、会計の基礎となる「簿記」の知識や技術を身に付け、会計を学問として学ぶための土台を作り上げる。講義の後半では作成された財務諸表が、どのように利用されているかについて考察する。
上智大学経済学部が上智大学OCW(Open Course Ware)で開校している「会計学特講」では、最新の会計基準設定の動向と企業経営に重大な影響を及ぼすトピックについて、具体的なケースを取り上げながら、業種別に企業が開示する会計情報の特徴について言及する。
MOOCsのいいところは、無料であることのほか、場所や時間を選ばずに授業が受けられることだ。お金・経済について学び専門的な知識をつけたいが忙しくて学校には通えないという人は、MOOCsを活用してはいかがだろうか。 (ZUU online 編集部)
【関連記事】
・ゴールドマン2016年予測「米株価の上昇は一時的、日欧は思わぬ上昇もあり得る」
・経済効果は30兆円!東京オリンピックを最大限利用するための投資術とは?
・日本人大富豪ランキング トップ20の顔ぶれはこれだ!
・たった1万円からトヨタやソフトバンクへの株式投資が可能!?ミニ株取引とは?
・「世界MBAランキング」国内1位 東大や京大、慶應ではなく新潟のあの大学