国内旅行

(写真=Getty Images)

年末年始の国内旅行動向「伸び率ランキング」が発表され、1位には「富山県」、次いで2位には「佐賀県」がランクインした。両県とも伸び率が前年同期比50%を超え、国内宿泊全体の伸び率22.2%を大きく上回った。

この調査は、楽天 <4755> が楽天トラベルにおける国内旅行の予約状況からまとめたもの。年末年始(2015年12月26日〜2016年1月3日)のうち、宿泊日のピークは12月31日、1人泊あたりの宿泊単価は前年同期比でプラス3.5%となった。

それでは「伸び率ランキング」1位から10位までの都道府県名と伸び率を見ていこう。

1位は富山。北陸新幹線開業で北陸人気が高まる

1位 富山県 +68.9%
2位 佐賀県 +50.7%
3位 福島県 +42.3%
4位 青森県 +39.1%
5位 福井県 +37.5%
6位 宮城県 +37.0%
7位 石川県 +36.5%
8位 宮崎県 +35.1%
9位 岩手県 +34.6%
10位 山形県 +33.7%

1位「富山県」、5位「福井県」、7位「石川県」と北陸3県がトップ10に入ったのは、北陸新幹線延伸開業によるところが大きいだろう。

1位の富山県では世界遺産である五箇山の人気が高まっている。豪雪地帯にある合掌造り集落の冬景色は幻想的だ。県の南西部に位置する五箇山を含む「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は1995年にユネスコの世界遺産に登録され、登録20周年を迎える。

また北陸新幹線延伸開業(2015年3月14日)と同時に開業した新駅「黒部宇奈月温泉駅」周辺も集客を増やしている。駅周辺には「絹の清水」「石田フィッシャリーナ」といった名所が点在する。

5位の福井県では、冬の日本海の海岸に咲く越前水仙が見ごろ。越前海岸は「水仙の里」として知られている。7位の石川県は北陸新幹線開業前からの人気エリア。日本三名園の1つ「兼六園」は12月31日から1月3日まで無料開園となる。

九州からは佐賀と宮崎がランクイン

九州からは2位「佐賀県」、8位「宮崎県」がランクイン。2位の佐賀県では嬉野・武雄温泉の周辺地域で観光客を増やしている。また、呼子では夏が旬のケンサキイカも有名だが、冬の時期にはアオリイカがおいしい。

8位の宮崎県では冬のイルミネーションイベントで盛り上がる。植物公園「フローランテ宮崎」ではイルミネーション・フラワー・ガーデンを開催中(12月31日、1月1日は休園)。ほかにも宮崎市街地などで彩りあざやかなイルミネーションを楽しめる

東北エリアは5県がトップ10に

東北エリアからは3位「福島県」、4位「青森県」、6位「宮城県」、9位「岩手県」、10位「山形県」と5県がトップ10入り。東北各県の集客率アップには、地方創生交付金事業「ふるさと割(ふるさと旅行券)」の効果が大きく影響していると見られる。

3位は福島県。猪苗代町の「しぶき氷」はぜひ1度は見たい冬の景色。猪苗代湖の湖水が風にあおられて樹木に氷着する美しいアートだ。4位の青森県では雪を生かしたイベントが多く、また2016年3月にせまった北海道新幹線開業に向けて各地で観光ルートを整備している。6位の宮城県は観光名所やグルメスポットが盛りだくさん。「みやぎ蔵王の樹氷めぐり」など冬ならではの楽しみもある。

9位は岩手県。三陸鉄道北リアス線(久慈市〜宮古市)では「こたつ列車」が走る。小岩井農場の小岩井ウィンターイルミネーション「銀河農場の夜」や八幡平サラダファーム「フェアリーナイトイルミネーション」など、各地で大規模なライトアップやイルミネーションが見られる。

10位は山形県。蔵王では12月下旬〜2月下旬の特定日に「樹氷ライトアップ」が行われている。カラー照明で照らされる樹氷群は冬の夜のファンタジーだ。

2014年、2015年のランキングを比べると、顔ぶれは大きく変わった印象だ。2年連続で伸び率が上位となったのは、佐賀県(4位→2位)と石川県(3位→7位)。2015年に5県がランクインした東北エリアだが、2014年には秋田県1県のみだった。2014年には人気の高かった中国・四国エリアが、東北エリア各県に押し出された格好だ。 (ZUU online 編集部)

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