(写真=PIXTA)
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お金持ちになる人は「金運」のある人と言っていいだろう。ここでいう「金運」とは、お金から好かれる体質のこと。「お金から好かれる」なんてありうるのか?と思うかもしれないが、実際にお金持ちになった人の多くはそれを実感しているようだ。ここでは、お金持ちが心がけている、「お金に好かれるための行動」を紹介しよう。

スーパーリッチほど「倹約」 バフェットの愛車は古いワーゲン

お金持ちというとゴージャスな暮らしぶりが想像される。しかし実際は「超」がつくほどのお金持ち=スーパーリッチになると、むしろ無駄遣いを控える傾向となるようだ。

たとえば、Microsoft元会長のビル・ゲイツ氏は飛行機に乗るときは極力エコノミークラスを利用しているという。また世界最高の投資家といわれるウォーレン・バフェット氏は昔買った郊外の家に住み、古いフォルクスワーゲンに乗り、そのナンバープレートには「Thrifty(倹約)」の文字があるといわれる。

若きスーパーリッチもそこは同様で、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏はいつも同じグレーのTシャツを身に付けている。これは倹約というだけでなく、いつも同じ服装だと、毎朝服に悩む時間を短縮でき、その分の時間をほかの有益なことに使えるからだ。

アメリカのIT企業の若きリーダーには同じ考えの人が多いようで、彼らが集ったある会合の写真を見ると、ほとんど皆がグレーの服装をしている。またAppleファウンダーの故スティーブ・ジョブスがいつも同じ服装だったのも印象的だった。

日本でも“ホリエモン”こと堀江貴文氏は、服はすべてネットで買い、時間を節約しているという。

だが有益なことにはお金を惜しみなく使う

ただしスーパーリッチは単に倹約家というだけではない。無駄なことにお金を使わないというだけであり、投資になることや有益なことには惜しみなくお金を使う。ゲイツ氏とバフェット氏はともに慈善基金財団の理事として、そこへ多額の私財を投じていることはよく知られているし、かつて石油王と呼ばれたジョン・ロックフェラー氏は、貧乏な青年時代の頃から収入の1割を慈善団体に寄付していたという。

スーパーリッチの中には、「私は天からお金を預かっているだけ」と公言する人も多い。天から預かったお金を適切に配分することが使命というのだ。こういうスケールの大きさこそがたくさんの人を引き寄せ、結果的にお金をも引き寄せる結果を生んでいるのだろう。