怒涛の勢いでグローバル視聴を拡大し、世界最大のオンライン・ストリーミング業者に成長したげたNetflixだが、クレジットカードやデビットカードの普及率が低い中南米でのサービス開始にあたり、最も苦戦を強いられたのが決済法だ。そこで、1月上旬に開かれた「インターネット・メディア&テレコミュニケーション・コンファレンス」で、Netflixのデヴィッド・ウェルスCFOは、ビットコインでの決済対応を視野に入れていることをほのめかした。
ウェルスCFO「通貨やペイメントで生じる問題の解決策」
2013年、リード・ヘイスティングスCEOは「ペイメント問題さえクリアすれば、中南米におけるユーザー数は5年以内に米国を大きく上回るだろう」と、中南米は断念するには無念過ぎるマーケットであることを強調していた。
その後中南米でのユーザー数は順調に伸びを見せ、昨年第3四半期の発表によると485万まで増加を見せているが、ペイメント問題が完全に解決したわけではなく、そのほかの新興国でも同じような問題が生じている。
ビットコインが「国によって異なる通貨や決済法の問題に対する解決策になりうる」とウェルスCFOはコメント。いまだ具体的に検討している段階までは到達していないようだが、「少なくともビットコインの存在とそのメリットについては認識している」ことを明らかにした。
詳細を求められたNetflixは沈黙を守っているが、ビットコイン・ビデオ・ストリーミング・サービスを開始する日はそう遠くないかもしれない。(ZUU online 編集部)
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