リスク・パリティ,スマートベータ
(写真=PIXTA)

要旨

2013年ごろから投資家の間で徐々に注目され始め、2014年にGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が採用したことで一段と注目度が高まったスマートベータ。2015年もスマートベータ型のETF(上場投信)3本が東京証券取引所に上場されるなど、プロ(機関投資家)だけでなく個人投資家にも、スマートベータはより身近なものになってきています。

スマートベータは市場を上回るパフォーマンスが期待できるものの、短期的にはパフォーマンスが安定しないことが知られています。スマートベータを活用する上で、パフォーマンスをいかに安定させるかが重要になります。

本稿では、スマートベータの活用方法として日本株式、外国株式のスマートベータを例に、その組み合わせ方(合成方法)を中心に考察したいと思います。

はじめに

2013年ごろから投資家の間で徐々に注目され始め、2014年にGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が採用したことで一段と注目度が高まったスマートベータ。2015年もスマートベータ型のETF(上場投信)3本が東京証券取引所に上場されるなど、プロ(機関投資家)だけでなく個人投資家にも、スマートベータはより身近なものになってきています。

スマートベータは市場を上回るパフォーマンスが期待できるものの、短期的にはパフォーマンスが安定しないことが知られています。スマートベータを活用する上で、パフォーマンスをいかに安定させるかが重要になります。

そこで、本稿ではスマートベータの活用方法として日本株式、外国株式のスマートベータを例に、その組み合わせ方(合成方法)を中心に考察したいと思います。