ドイツ,デビットカード,キャッシュカード
(写真=Thinkstock/Getty Images)

シンデレラ城のモデルとなったノイシュヴァンシュタイン城やロマンティック街道を始め観光名所が多いことで有名なドイツ。毎年海外旅行に行く日本人は多いが、ドイツは観光だけではない。

メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲン、アウディなどの自動車を始め、バイエルなどの製薬、アディダスやプーマなどおなじみのブランド、さらにはジーメンスやボッシュなどもドイツ企業である。経済をけん引するドイツ企業と取引する会社は世界中に多く、出張で訪れる日本人ビジネスパーソンも少なくないはずだ。

ドイツは、日本人に比較的なじみのある米国や英国とは違う価値観やルールの国でもある。

クレジットカードがどこでも使えるわけではない

ドイツに行くなら現金ユーロが必要だ。ユーロを調達する手間や時間を節約するため、クレジットカードで支払いを済まそうと考える人も多いのではないだろうか。

だがクレジットカードを使う際には、いくつか知っておきたいことがある。日本ではよほど個人が経営しているような小さな店でない限り、ほとんどの店でクレジットカードが使えるだろうが、ドイツではそんなことはない。

近年クレジットカードを受ける店は増えつつあるものの大手の電気店でさえクレジットカードではなく現金払いもしくはデビットカードのみしか受け付けないところがあるのだ。
大手チェーンや大きな店であっても、クレジットカードが使えない店がある。特に地方都市などはそれが顕著だで、アメリカンエクスプレスやJCBはほとんど使えない。

比較的使えるVisaやMaster Cardであっても、そのどちらかしか使えないところもある。

使えるかどうか聞いてみよう

一番確実なのは、店員に「クレジットカードは使えますか?(Kan ich mit Kreditkarte bezahlen? カン・イヒ・ミト・クレディットカルテ・ビツァーレン?)」と聞いてみることだ。その時にどのクレジットカードのブランドで支払いたいのか聞かれることがある。VisaなかMaster Cardは片言でも通じるだろう。

他に目安になるのは、店の入り口のショーウィンドーやレジのところなどにあるマーク。これは日本でもどこでも共通だが、ステッカーのようなものが貼ってある。そこにVisaやMaster Cardのマークがあればそのクレジットカードは使える。

逆にEC Karteとしか書かれていないような場合は、クレジットカードが使えない場合が多い。

ドイツでは有効な支払い方法 デビットカード「ECカルテ」

ドイツでの支払いでポピュラーなのは現金だが、その次に多いのが「ECカルテ」での支払いだ。ECカルテとはドイツでの銀行のデビットカードの呼び名だ。「Giro Karte(ギロカルテ)とよばれることもある」。

デビットカードの引き落としがなされる銀行口座のことは「Giro Konto(ギロコント)」という。ドイツに住居登録があれば外国人でも誰でも、口座を作ることができる。その際にECカルテ機能付きの銀行カードを作ることになる。

ECカルテはIC機能付きのクレジットカードと同じように、レジ備え付けの機械に暗証番号を入力して支払いをする。クレジットカードの暗証番号の場合は銀行の口座番号とは通常は異なるが、ECカルテはそのまま銀行口座の暗証番号を入力する。その場で引き落とされるため、企業や商店側にはリスクが少なく利益を上げることができる。

ドイツでもクレジットカードの決済には手数料がかかり、手数料は店側が負担する。また支払いがうまく行われなかった場合にはクレジットカード会社がカード保有者が支払いを行うまで決済を延期してしまうケースもあり、クレジットカード払いが敬遠されてしまうようだ。

特にドイツでは近年外国人の犯罪行為が目立ち、外国で作ったクレジットカードを悪用する事件もある。

そのため外国人である日本人が支払いをユーロの現金で行っても、偽札でないのかの確認をその場で行われることもあるぐらいだ。

ユーロやキャッシュカードを準備しておいたほうがいい

即座に決済がなされるECカルテがやはり好まれ、多くの店やレストランがECカルテのマークを掲げており、クレジットカードよりも多く対応しているが、ECカルテにも問題がある。

銀行口座の暗証番号がそのままECカルテの暗証番号なので、もし入力している時に悪意を持つ人間に見られ、カードが盗まれてしまうと大変なことになる。

外国人である日本人がドイツに行くなら、住居登録がないためECカルテを作るのは難しい。クレジットカードを使って現地の通貨であるユーロを現地に着いてから調達するか、または現金を多めに持っていったほうがいい。

現地で引き出せるキャッシュカードがあれば、それを用意して渡航するのも一つの手かもしれない。(ZUU online 編集部)

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