大東建託、6月受注高は前年同月比0.7%増にとどまる
それでは、今回は「予想EPS上位10社」から大東建託、良品計画、プレサンスコーポレーションの3銘柄を取り上げたい。
大東建託は土地を所有する人に、賃貸住宅事業を提案する建設会社。デフレ期に強みを発揮する銘柄とみられている。最近は相続増税を意識し、賃貸住宅経営を検討する富裕層が増えており、業績向上につながっている。期初に示した2017年3月期連結営業利益予想は11%増の745億円。賃貸アパートの建設が増え、6期連続で最高益が見込まれる。
受注高は今年2月から5月まで毎月2ケタの伸びを示していた。しかし、6月は比較対象の前年同月が高水準だったこともあり、伸び率は0.7%増と縮小している。
良品計画、国内好調、中国やアジアで店舗網拡大
良品計画はチェーン店「無印良品」を展開し、雑貨やインテリア用品などを国内や海外の店舗で販売している。
7月1日公表の2016年3~5月期連結営業利益は、前年同期を約2割上回る114億円と好調。しかし、円高進行による利益の目減りを懸念した売りが多く、足元では株価は下値模索の展開となっている。
プレサンスコーポレーション、近畿・東海圏でマンション販売好調
プレサンスコーポレーションは大阪に本社を置く独立系デベロッパーだ。
近畿圏、東海圏を中心に単身者向けのワンルームマンションや家族向けファミリーマンションの企画販売を手掛けている。主要駅から徒歩10分圏内の立地に、リーズナブルな価格で付加価値の高いマンションを販売している。将来の販売につながる仕掛販売用不動産を多く持つのも特徴だ。
マンション販売が好調で、2016年3月期には6期連続の増収増益を達成した。17年3月期も増収増益が見込まれている。(ZUU online 編集部)
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