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(写真=PIXTA)

口臭は、さまざまなコミュニケーションの場面でトラブルの原因になっているといわれています。自分では気づかないうちに、会話の相手に不快な思いをさせているかもしれません。

友人との何気ない会話のとき、仕事中における取引先や上司・同僚などとの打ち合わせ中などは特に注意が必要です。

確実に知っておくべき口臭の主な原因3つをチェック

口臭の原因として最も考えられやすいのが「食事の後」の匂い。確かにニンニクを材料に使っている料理を食べた後などは、歯磨きなどの対策は必要でしょう。しかし、口臭の原因は食事だけではありません。さまざまな要因から口の中に匂いが溜まってしまうのです。考えられる原因は3つあります。

まず1つめは、口の中に汚れが残っている場合です。食べカスが歯に詰まったままのときや、歯周病や虫歯があるときは匂います。また、舌の上に溜まる舌苔も原因となります。

2つめは、ドライマウスです。口の中が乾燥することにより、嫌な匂いを発します。これは緊張などからのストレスを感じた後や、コーヒーを飲んだり甘いものを食べたりした後に乾燥した場合が、特に強い匂いを発する瞬間なのです。

3つめは、体調不良や病気のときです。風邪をひいているときや胃炎・胃潰瘍などを患っているときなどに、体内から口の中にかけて匂ってきます。

相手や周りの人のために口臭対策を講じる

原因あるものは、対策をすれば多少は現象が和らぐ可能性もあります。口臭についても、それぞれの原因別にできるだけ防げるよう対策を考えてみましょう。

1つめの口の中の汚れは、例えば糸ようじのようなもので、歯と歯の間を綺麗にすることも立派な対策となります。また、歯磨きのタイミングも朝晩だけでなく昼食後にもおこなえば、日中の匂いを和らげる効果が期待できるでしょう。

2つめのドライマウスは、口の中が乾燥しないようにとにかく水分補給することが大切です。コーヒーはカフェインが入っているので逆効果になってしまうことがあるので、口臭を抑えるための乾燥対策には水が1番適しているといわれています。

3つめの体調不良や病気の場合は、まず根本的な治療を施さなければいけません。元気な体になることで、自然と口臭の原因も取り除かれることでしょう。