2. ポートフォリオを考える

アセットアロケーションが決定したら、次はポートフォリオを考えていきます。全体の投資資金のアセットアロケーションの中で国内株式の割合を決めた後、具体的にどの銘柄を購入するか決定することがポートフォリオです。もともとポートフォリオとは「紙ばさみ」という意味で、それに有価証券をはさんでいたことから転じて、資産を分解した全体像を指すようになりました。

同じ国内株式でも、銘柄によって異なる動きをするものもあります。アセットアロケーションだけでなくポートフォリオを組むことで、相関関係を考えた銘柄選定を行えます。その結果、より安定的な投資効率を上げることができるのです。

この考え方で実際に金融商品を選ぶ際、ETFや投資信託は有力な選択肢になりえます。個別株を購入した場合、1銘柄にまとまった金額が必要となりますが、ETFや投資信託では、1つの銘柄を買うことで自動的に分散投資をすることになるからです。

3. アセットアロケーションの見直し

ここで気を付けなければならないのは、一度組んだアセットアロケーションは永遠ではなく、定期的に見直す必要があるということです。自分がとれるリスクや期待できるリターンを考えて組んだ設定当初のアセットアロケーションやポートフォリオは、ある一定の運用期間が経過すると各資産別の運用リターンが異なってきます。また、経済情勢や市場環境も常に一定とは限りませんので、定期的にご自身のアセットアロケーションを見直す必要が出てくるのです。

最初にとれるリスクとリターンを決め、リバランス(適切な比率に戻すこと)していくことが、確実に運用成績をアップしていく秘訣です。もし、その自信がない場合は、投資の専門家にお願いするのもいいかもしれません。将来への不安から資産運用に大きく注目が集まっている今、投資の専門家にお願いするハードルは確実に低くなっています。IFAという専門家の助言をもらうのも一つのアイディアといえそうです。(提供: IFAオンライン

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