スマートロックのデメリット
これといったデメリットの少ないスマートロックですが、強いて言うと、スマートフォンの電池切れのリスクと、すべてのドアに対応しているわけではないことです。スマホの電池が切れてしまうと開錠ができなくなるので、普段からバッテリー残量には十分注意をしておくべきでしょう。
また、例えば取っ手とサムターン(鍵のつまみ部分)が一体となっている扉には設置できないといった制限があります。購入前に、ご自宅の鍵が問題ないか確認しましょう。
スマートロックの今後
現在のところ、一般住宅ではまだ普及しているとは言えませんが、徐々に広がりをみせています。賃貸物件の内覧時などに便利である、増え続ける「民泊」での活用が期待できる、値段も数万円ほどと大きな負担ではないことから、将来の普及が見込まれる商品です。
2. 防犯カメラの進化
これまでは、防犯カメラを1台導入するとなると、10万円単位のお金が掛かっていました。しかし今では、安いものではカメラ本体も2万円を切り、オプションの録画機能も月額1,000円程度(7日間)で利用できるものもあります。
こうした防犯カメラは、インターネット経由でスマホなどを利用して外部からでも映像確認ができ、遠隔から声を発することも可能になります。防犯という本来の目的はもちろん、室内の子供やペットの様子を確認するなど、その用途は広がっています。
3. 見守りクラウドロボ
前項の進化した防犯カメラを、さらに進化させたような商品が「見守りクラウドロボ」です。
24時間365日、リアルタイムでどこにいても高齢者の方の状況を確認し、何かあれば通知してくれるシステムです。具体的には、「温度」「湿度」「人感」などの部屋の状況、「血圧」「脈拍」などの身体の状況を感知し、それらの数値を元に「熱中症警報」や「睡眠品質警報」など、人体への悪い影響を及ぼしそうな時には警報で警告します。
まとめ
今回紹介したように、IoTと不動産、特に賃貸不動産については、つながりが少しずつ強くなっています。
スマートロックは内覧も圧倒的に楽になりますし、例えばオートロックが付いていないマンションなどは、スマートロックにすることで、セキュリティ面で大きく差を付けられます。
防犯カメラや見守りクラウドロボは、セキュリティ面もそうですが、お子様や高齢者の方など、ターゲットとニーズに合わせて導入を検討すると良いでしょう。賃貸マンションの資産価値が上がり、需要増が期待できます。(提供: TATE-MAGA )
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