一般賃貸物件を「ペット可」にする場合は注意が必要
ペットと暮らすことを前提に設計された「ペット共生型物件」であれば、周辺環境はもとより、室内も共用部も、上記のようなペットと飼い主が生活しやすい配慮がなされているので、空室になるリスクは低いと考えられます。しかしながら空き家対策などの理由で、一般の賃貸物件をそのまま「ペット可」にした場合は注意が必要です。ペットの鳴き声や足音が原因で住民同士のトラブルに発展するかもしれません。それがきっかけで住民が出て行ってしまうことも考えられ、かえって空室リスクにつながります。
一般の賃貸物件をペット可物件にする場合は、ペットの足音が響かないように床や壁の防音設計をしっかり行い、ペットが足腰を傷めないよう畳やクッションフロアを敷くなどの対策が必要です。
さて、今回はペット可賃貸物件の魅力やその特徴について説明しました。
駅から遠く、築年数が経過した「万年空き家」の和室でも、自然が豊かで広々とした公園が近くにあり、動物病院やペットショップなどが揃っている立地であれば、ペット可賃貸物件として生まれ変わる可能性を十分に秘めています。
空室に悩む投資家の皆さんは、今一度物件を見つめ直してみてください。空室物件から高利回り物件に変身する金の卵が潜んでいるかもしれません。(提供: 不動産投資ジャーナル )
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