ガンにかかった際、高額療養費が適用にならない確率
がんは2人に1人になる病気は事実です。ただ上記のような①で示した例に加え、最近は早期発見であれば入院期間も短縮され通院だけという例も増えてきておりがん患者全体で高額療養費の適用になる方は85%前後であると言われております。 健康保険の対象外になる先進医療、抗がん剤治療になる方は15%前後です。がんになる人は2人に1人なので要するに高額療養が適応されない先進医療、抗がん剤になる確率は全人口で見ると100人に7人前後という低い確率になります。 要するに 早期発見であれば殆ど健康保険内で収まる ということになります。加入者はこの事実を知ったうえでがんに対する保険を考えていかないといけません。
社会保障を踏まえたうえで入るべきガン保険のポイント
では実際にどのような保険が必要なのか具体的に考えていきましょう。 仮に①でだした平均的な例で大手の商品の医療保険の入院一日5000円のタイプに入っていた場合だと入院、手術で合計約27万~40万円もらえます。つまり今医療保険に加入している方はその保険だけでがん治療がまかなえるのです。ただし、高額療養費の適用外になったときには医療費控除を適用してもまかないきれないのは事実です。
そこで私が提案しておきたいのはがんの保障で保険に加入を検討されている方は一時金の充実を重視したほうがいいということです。 一時金とはがんと診断されたら見舞金として一括でお金をくれる保険で保険の種類、がんの状態にもよりますが2年後以降に再発をしたらまた一時金がもらえるといものです。掛け金ですが一時金を100万円~200万円に設定をしてその他の保障は低めに設定できる保険を選ぶといいでしょう。こうすれば早期の治療はもちろん、高額な先進医療、抗がん剤治療にも対応できるでしょう。通院は他の病気にかかっても支払われることないので心配な方は医療保険で対応をすればいいでしょう。
もう一点のポイントとしては、先進医療ができる病院を厚生労働省のHPでご覧になったらおわかりになると思いますが、自分がかかった病気が自分の生活圏で先進医療が受けられるとはかぎりません。 もちろん順番待ちの可能性が高いため、せっかく先進医療を付けても利用できない場合がありますので、加入の際には担当者に詳しく話を聞いておきましょう。 よって先進医療を重視するのではなく 一時金重視のがん保険のほうがいかなる場合でも対応できてお勧めである というのが私の考えです。
一昔前とは違うガン保険の選び方
昔、がんは不治の病と言われておりましたが、今現在少しずつ治せる病気に変わってきています。また医療の進化で昔は入院していたのに今は通院でも大丈夫というパターンが増えてくる可能性は予測できず、もしがんになってもその際、過去の保障内容だと適応できなくなる可能性があります。 そのような場合でもがんと診断されれば一時金が出る保険が仮に医療が進化しても保障はおりるので一番いいのではないでしょうか。
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