プロテイン,筋トレ,サラリーマン
(写真= Stocked House Studio / Shutterstock.com)

プロテインと言えば「アスリート」「ボディビルダー」のものと思っている人もいるかもしれない。筋トレ時に粉状のプロテインをシェイカーに入れて水などで溶いて飲む姿が思い浮かぶ。

しかしプロテインとはタンパク質のこと。何も専門的なトレーニングを日常的に行う機会が少ない、一般的なビジネスパーソンがプロテインを摂取する必要がないかというとそうではない。仕事ができる一流のビジネスパーソンほど、日ごろからプロテインを効率的に摂取しているのだという。

なぜ一流のビジネスパーソンはプロテインを摂取するのだろうか(本稿の「プロテイン」はパウダーなどのいわゆるプロテインを指す)。

日本国内におけるプロテイン市場の動向

国内でここ数年、プロテイン市場は伸びつつある。2014年の国内におけるプロテイン市場(スポーツニュートリション用途)は一定の伸長を続け、その前年と比べると2ケタ増の260億円(推計)に成長したという。

プロテインは世界的にも市場が拡大しており、プロテインの主要メーカーや原料サプライヤーは生産ラインを増やしながら生産体制を整えることを急務としている。

売上が伸びている国内プロテイン市場だが、主要メーカーや原料サプライヤーは、「世界的な規模の市場の中で日本市場を見ると、規模としてはまだまだ大きいとは言えない」と冷静に分析している。

世界のプロテイン市場を見ると、特にプロテインのユーザー数が多いアメリカでは、スポーツ用途におけるプロテイン含有食品の市場規模が、2012年の時点で3464億円とされており、日本はその10分の1 にも満たないことになる。

とは言うものの、日本国内におけるプロテイン市場が伸びていることは事実であり、国内主要メーカーや原料サプライヤーは「手軽さ」をコンセプトとして商品開発を続け、ユーザーが主力のパウダー商品へ移行するような仕組みづくりを進めている。

手軽に誰でも摂取できるよう開発が進むプロテインは、今やアスリートやボディビルダーのような専門家だけのアイテムとは言えないのだ。

ビジネスパーソンがプロテインを摂取することで得られる効果