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(写真=PIXTA)

日本の冬のマストアイテムといえば、こたつである。しかし、四角いこたつに赤いこたつ布団、上にはみかんのカゴというイメージは、もはや過去のものだ。

いまやこたつは、形や機能など現代人のさまざまな生活スタイルに合わせて大きく進化を遂げている。いったいどのようなこたつがあるのか、どのように選んだらよいのかを見てみよう。

生活スタイル別 こたつの選び方

● 一人暮らし
丸いこたつや、小型の椅子に座るタイプが人気のようだ。小さいサイズでは30センチ×30センチというものもある。その他、熱源である小型やぐらだけが用意され、テーブルの下に置いて上から毛布などを掛けて使うタイプのものもある。

● 家族と暮らしている
人数が多い場合は、長方形のものがおすすめだ。一般的なローテーブルの長方形のタイプから、ダイニングテーブルをそのままこたつにしたものや、囲炉裏付きこたつなどの変わったものも登場している。

人をダメにする?こたつグッズ

こたつの周りにソファで囲み、下にはふかふかのラグを敷くフロアコーナーソファが注目を集めている。ここに寄りかかったり、寝そべって頭を置いたりすると、そのままこたつから抜け出せずに寝てしまう人も多いだろう。

その他にも、こたつの布団部分を着ることでこたつと一体化できるものや、こたつから出なくても済むようにリモコン付きの動くティッシュBOXケースなど、こたつ事情も進化し続けている。

ヒーター別 おすすめポイント!

最近のこたつは、フラットヒートタイプが人気だ。ヒーターが薄いので、こたつに足をいれてもヒーターにあたらず足が伸ばせる。さらに、こたつ布団がなければ見た目は普通のテーブルと同じであるため、1年中テーブルとして使える。冬にこたつの出し入れをする必要がないのだ。

また、一言でヒーターといっても実はいろいろな種類がある。そのヒーターの種類を紹介しよう。

・ 赤外線の出る石英菅ヒーター
昔からある石英菅ヒーターは、石英菅のガラスの中にニクロム線コイルが入っていて、コイルが熱を発する仕組みだ。温度が上がるのに少し時間がかかるが、本体・電気代ともに安く、じっくり温まりたい人におすすめである。

・ ハロゲンランプを使ったハロゲンヒーター
ハロゲンヒーターは、石英管ガラスの中にタングステン線コイルとハロゲンガスを密封したものである。石英菅ヒーターに比べ、すぐに温度が上がるということと、寿命が長いというメリットがある。また、ヒーターのサイズが小さめなため、こたつの中で邪魔にもならない。ただし、少々値段は高めである。

・ コルチェヒーター
石英管ガラスの中にタングステン線コイルが入っている。作りはハロゲンヒーターと同じだ。あまり耳慣れないかもしれないが、3つのヒーターの中で最も性能が良く、温度の上がり方もハロゲンヒーターより早い。ヒーターそのものの寿命も長くなっているが、値段も3つの中で最も高い。

こたつのいろんな機能から自分に合ったこたつを

ほかにも、こたつの中のにおいを取ってくれる脱臭機能や、温度調節機能がついているもの、まとまりにくいコードをすっきり収納する仕組みのものなど、最近のこたつは多くの機能がついている。

こたつを選ぶときに、まずは自分の暮らしに合った大きさやデザインを決め、次に3種類ヒーターの特性から自分の好みのものを選び、最後に細かい機能を選んでいくという方法がおすすめだ。

こたつは電気代も安くエコな冬のマストアイテムである。冬の生活を快適にするこたつを選び、冬を暖かく過ごそう。(提供: 百計オンライン

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