JPX日経インデックス400をNISAで運用

「JPX日経400」が投資家にとって安心できる優良銘柄を選定したインデックスで有ることがわかりました。そこで注目したいのは、「JPX日経400」をNISAで活用することです。NISAは毎年100万円を上限として株式や投資信託を新規購入でき、その配当金や売買益を非課税にできる制度です。このNISAの開始とほぼ同時に始まったのが「JPX日経400」です。当然、これらを組み合わせればより安定した投資ができると期待されます。そのため、2014年は投資信託元年と呼ばれることもあります。既に資産運用大手は、「JPX日経400」が個人の長期投資の受け皿になると判断し、各社「JPX日経400」連動型の投資信託商品を提供開始しています。

しかも「JPX日経400」は優良銘柄が選定されていることで、それらの銘柄は当然投資先として選ばれやすくなり、そのことがさらに指数としての価値を押し上げることが期待されます。例えば既存の指数であれば、いくら優良銘柄が買い上げられても、一方で経営状態が悪化した銘柄が売られることで指数は相殺されることが起きていました。しかし「JPX日経400」では、経営状態が悪化した銘柄は定期的に除外されますので、指数の足を引っ張る銘柄が無いという安心感があり、そのことが指数を安定的に引き上げる可能性があるのです。このことは、日本の株式市場全体に対しても「JPX日経400」が極端な下落を防ぐ機能を持っている可能性があります。

ですから「JPX日経400」に連動したファンドは、優良銘柄のポートフォリオが容易に購入できるということになり、NISA口座で安定した資産運用を行いたい、という個人のニーズに適しています。NISA口座は開いたけど、どの銘柄を買えばより安心できるのか分からない、と悩んでいる個人投資家にとって、「JPX日経400」連動ファンドは魅力的な商品となるでしょう。


JPX日経インデックス400はNISAの受け皿として期待

「JPX日経400」の算出が開始された1月6日にはすぐに大和投信、DIAMアセットから連動ファンドが販売されました。それほど「JPX日経400」には投資家の期待が高いと言えます。その後も各社から次々と連動ファンドが販売されており、ほぼ同時に始まったNISAの受け皿として期待されています。NISAは100万円の限度があるため、あれもこれもと気になった銘柄を無制限に買い足していくことができません。そんなとき、「JPX日経400」という優良銘柄を選定した指数があれば、「JPX日経400」に採用された銘柄を選ぶことや、「JPX日経400」連動ファンドを選ぶことで、NISAの限度枠を最大限活かせるという期待があります。従って、NISA利用者は、「JPX日経400」に注目すべきです。