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(写真=PIXTA)

使っていない土地を活用したい、土地を購入して運用する不動産投資をしていきたい、このような場合に選択肢に入ってくるのがアパート経営ではないでしょうか。アパート経営はなぜ人気があるのでしょうか。その理由をみていきましょう。

土地活用にはさまざまな種類がある

土地活用とは、土地を投資に利用することをいいます。具体的には駐車場経営・アパート経営・土地賃貸などがあります。

駐車場経営とは、使用していない土地を駐車場に整地し、貸し出します。月極駐車場や時間単位のコインパーキングなど、形態は複数あります。

アパート・マンション経営は、土地にアパートやマンションを建て、部屋を希望者に貸し出します。所有者はアパートやマンションのオーナー、いわゆる「大家さん」になります。大学の近くにある土地や人気の住宅街にある土地である場合は借り手に困ることは少ないでしょう。

土地そのものを貸し出すという方法もあります。使用していない土地を借りたいという企業や個人に貸し出します。契約には、建物の建築を許可するものがあります。

アパート経営が人気の理由は?

アパート経営が人気の理由には、まず、部屋数があることで空室リスクをおさえられるという点があります。戸建ての場合、空室になってしまうとその間は収益がなくなってしまいますが、アパートの場合、空室が生じても全体の入居数によっては赤字になるリスクをおさえることが可能です。空室リスクをおさえるという意味ではマンション経営もありますが、マンションの場合アパートよりイニシャルコストが大きくかかるという点で、参入のハードルが高くなってしまうでしょう。マンションよりイニシャルコストが低く、なおかつ戸建てと違い空室リスクをおさえることができるという点は、アパート経営の大きなメリットといえます。

また、不動産を所有していると、毎年その評価額に応じて固定資産税や都市計画税が徴収されます。この算定方法には軽減措置があり、アパートなどの建物を建てた場合だと200平方メートル以下の部分に関して、固定資産税は土地そのものの6分の1に、都市計画税は3分の1に軽減されます。駐車場の場合はこの軽減措置がないため、アパートに比べて固定資産税が高くなります。

これらの理由から、アパート経営が人気のようです。

アパート経営のリスクは?

アパート経営は人気があるものの、当然リスクも存在します。このリスクを留意した上で、経営を始めるかどうかを決める必要があるでしょう。

たとえば部屋数があることで空室リスクを低くおさえられたとしても、多数の部屋で借り手がつかない場合は、維持費だけがかさむことになってしまいます。地理的条件が悪い場合は、家賃を相対的に低く設定せざるを得ません。機能的に優れた魅力的なアパートを建てたとしても、想定していた家賃収入が見込めない場合は投資金額を回収することが難しくなるでしょう。

アパートを建てるのにはもちろん費用がかかります。借り手がつく場所かどうか、期待したリターンが見込めるかどうかをきちんと検討することが必要でしょう。

メリットとデメリットを検討した上で導入を

もともとアパートがありその経営を引き継いだ場合は、アパートの修繕費用や賃貸状況において投資の判断をすればいいでしょう。遊休土地を活用して新たにアパート経営をする場合は、メリットとデメリットについて熟慮が必要です。さらに、アパート経営をする場合はどのようなアパートを建てるかなど、さまざまなことに関して検討しなければいけません。アパート経営は人気があるからといって決めるのではなく、慎重に検討を重ねたうえで選択しましょう。(提供: フクリ!

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