「タッチスクリーンが、寝つきが悪く夜型の幼児を作る」という調査結果が明らかになった。

生後6カ月から3歳の子どもをもつ715世帯の家庭を対象に、子どもの日常的なタッチスクリーン(タブレットなど)の利用時間と睡眠パターンについて調べたところ、タッチスクリーンの利用時間が長い幼児ほど夜間の睡眠が浅く、代わりに昼寝の時間が長くなる傾向が強い。利用時間が1時間増えるごとに、平均睡眠が16分短縮されるという。

しかし同じ調査機関から「タッチスクリーンの操作が細かい手先を使う動きの発達に役立つ」との報告もあり、長期的影響を見極めるにはさらなる観察期間が必要だ。

2歳以上の幼児の9割がタッチスクリーンを利用

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(写真=Thinkstock/Getty Images)

この調査はロンドン大学の研究機関、バークベック・カレッジ とキングス・カレッジ・ロンドンが共同で発表した。

2015年6月から2016年3月にわたり、生後6カ月から3歳の子どもをもつ715世帯の家庭を対象に、子どもの日常的なタッチスクリーンの利用時間と睡眠パターンについて回答を集めたものだ。

タッチスクリーンの利用と睡眠の相互関連を探る要素として、従属変数と予測変数に基づいて分析が行われた 。簡単に説明すると、「夜間の睡眠時間」「日中の睡眠時間」「眠りにおちるまでの時間」「夜間に目覚める回数」「タッチスクリーン型デバイスの利用時間」といった外的基準ほか、「TV鑑賞時間」「子どもの年齢・性別」「母親の学歴」といった付随要素を変数化し、データ統計するという手法である。

75%が日常的に子どもにタッチスクリーンを使わせているが、利用率は年齢とともにあがる。1歳未満の利用率は2人に1人の割合(51%)だが、2歳以上3歳未満になると92.05%とほぼ全員が利用している。「毎日は利用させない」親はわずか25%。

1日の平均利用時間も総体的には24.44分だが、年齢とともに長くなる。1歳未満は8.53分でどどめられているが、2歳以上3歳未満は45分まで一気に延びる。

子どもの健康的な睡眠パターンは、親の「習慣づけ」の結果?