国内でプライベートバンクを展開する主な金融機関
最後に、国内で富裕層向けのサービスを展開する主な金融機関を紹介します。
①最低預入額
②サービス開始年
③特徴
となっています。
◯みずほプライベートウェルスマネジメント
①10億円以上(金融資産以外を含む)
②2005年
③資産クラスのバーが高く、みずほフィナンシャルグループのトップ顧客を対象に、オーダーメードの金融商品やポートフォリオマネジメントサービス、富裕層の関心が高い健康・医療・教育情報などを幅広く提供している。
参考: 続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol3〜みずほプレミアムクラブ編〜
◯三菱東京UFJ銀行
①非公開
②非公開
③三菱UFJフィナンシャルグループの各社が連携をし、資産運用、相続、事業継承を中心に総合的なコンサルティングをオーダーメイドで提案している。
参考: 続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol4〜三菱Quality Life Club編〜
◯三菱UFJメリルリンチPB証券
①1億円以上
②2006年
③米国メリルリンチの海外ネットワーク等を活用し、私募商品など多様な商品を、顧客ニーズに合ったポートフォリオを作成した上で提案している。
◯三井住友フィナンシャルグループ・バークレイズ(英)
①5億円以上
②2010年
③三井住友銀行の上位顧客へ、英国バークレイズのプライベートバンクを日本用にカスタマイズし提供している。特に、顧客の投資性向分析に行動ファイナンスを応用していることで有名である。
◯野村證券
①非公開
②非公開
③富裕層向け営業を手がける部署を全国の特定の営業店に配置。最低投資単位が3億円の投資一任サービス等も取り扱っている。
◯大和証券
①基準は設けずに個別対応
②非公開
③上場企業や非上場企業のオーナー層を中心に、法人運用や為替取引、また事業継承や相続対策などを支援している。
◯クレディ・スイス(スイス)
①10億円以上
②2009年
③日本では10億円以上を対象としており、また口座開設審査などが厳格といわれている。オーダーメードの債券提案などに強い。日本では2012年にHSBCの日本の富裕層向け事業を買収するなど攻勢をかけている。
◯UBS(スイス)
①預かり資産2億円以上
②2004年
③プライベートバンクの聖地ともいわれるスイスの最大手。一人の顧客に組織的に管理を行うチーム制度が特徴的。東京の他にも名古屋や大阪に拠点を設け、攻勢をかけている。
◯ロンバー・オディエ・ダリエ・ベンチ(スイス)
①預かり資産1億円以上(金融資産3億円以上) ②2008年 ③投資一任運用を中心にサービスを提供している。その他、遺言代用信託や、子弟の教育支援なども手がけている。
【参考:預け入れ資産1000万円以上対象のプレミアムバンクについては、下記のリンク先をご参照ください。】
1000万円以上預けると優遇を受けられるプレミアムバンクの比較
続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol1~サービス解説編~
続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol2〜Citigold編〜
続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol3〜みずほプレミアムクラブ編〜
続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol4〜三菱Quality Life Club編〜
続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol5〜三菱UFJ信託エクセレント倶楽部編〜
続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol6〜三井住友信託銀行ベストクオリティ編〜
【合わせて読みたい】
・富裕層ってどんな人? 1億円の壁の向こう側
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