猫の写真集が毎月のように発売され、猫に関するイベントが続々と開催されるなど日本はいまや空前の猫ブーム。奈良時代に中国から連れてこられた猫は、江戸時代には庶民のペットとして浸透し、現代と同じように猫ブームが巻き起こりました。当時の有名絵師たちの中には猫を愛した人も多く、猫を描いた浮世絵が今もたくさん残っています。
猫の浮世絵を楽しめるアート展
新潟県立歴史博物館では、6月4日まで「猫と人の200(にゃ~)年-アートになった猫たち-」を開催中。江戸時代に描かれた浮世絵から近現代版画に至るまで、猫をモチーフにした200点もの作品を展示しています。また、京都文化博物館では、浮世絵や招き猫の世界を中心に江戸時代に起きた猫ブームを紹介する「いつだって猫展」を6月11日まで開催。愛猫家たちからは「にゃんこ好きでアート好きな私のための展覧会としか思えない。都合つけて絶対行く!」「猫を見に通いつめたい」という期待の声が上がっています。