●米銀株が堅調だ(図表1)。28日に発表されたFRBの健全性検査「ストレステスト」で、制度が開始以降初めて全34行が合格。事前予想以上の良い結果となった。

●対象行は予想純益の「100%」の還元が可能になったため、前期比+40%の増配と+80%の自社株買い枠を発表。健全性が確認されたことで、規制緩和議論も進め易くなる。

●米金融株は、FRBの利上げと自社株買いで金利収入増加、EPS上昇が予想される。特に規制緩和期待の大手行に強気。当面材料不足の邦銀株からのスイッチも検討したい。