株主優待は企業が投資家へのお礼の意味合いを込めて実施していることも多く、個人投資家が株を買うキッカケとなる場合も多い。例えば、サラリーマンに人気の牛丼チェーン吉野家 <9861> や女性に人気のディズニーを運営するオリエンタルランド <4661> も優待を実施している。

一般に優待株の値動きは、その他のジャンルの銘柄と比べて穏やかな動きをすることが多いと思われているが、最近はその傾向も変わってきているようだ。優待株でも大化けする銘柄が続出しており、優待目当てで投資をしている個人投資家からは嬉しい悲鳴が続出している。

ここでは優待株が大化けを見せた実例を7つ選んでご紹介していきたい。アベノミクス開始直後の上昇を除くため、日経平均株価が落ち着きを見せはじめた2016年以降の例を挙げていこう。

ヤーマン <6630>

株主優待,大化け銘柄
(写真=PIXTA)

【事業内容】美容ローラーなどの美容機器を扱う企業。通販、オンラインでの販売に注力。
【株主優待】100株保有で20000円相当の化粧品・美容器 ※保有数に応じて内容は増加
【株価上昇率】1878円(16年8月)→10740円(17年6月)上昇率 約470%上昇
【上昇の原因】業績好調により&インバウンド需要も

ペッパーフードサービス <3053>