2017年8月8日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

先週109.80円付近を3回攻めたにもかかわらず割れなかった。しかし、かといって上昇の勢いがあるわけでもなく上値も重い状況。日足のチャートを見ると、ボリンジャーではセンターライン付近の狭いところで固まった推移を続けており、少し前には200日移動平均線と21日線がデッドクロスしている。また、一目均衡表の雲と90日線を見ても、111.30~111.70円のゾーンは相当重そうだ。上が重いこともあり、今週は109.80円を割って108.75円くらいまで下方向に行くのではないかと見ている。ユーロ/米ドルを見ても、もう一段上を目指しそうなため、米ドル売りが優勢となるだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

向こう1週間のレンジは、下は108.75円から上は111.70円。上はそこまで行かないとは思うが、前述した重いゾーンの上限であることから一応111.70円までとしておく。戦略としては売り先行で入って買い戻しをしつつ、また戻り売りのタイミングを狙うといった、売りを回転させるトレードで臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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