インドの専門家の9割以上が「常に転職の機会に興味を示している」ほか、最大の転職理由は「より高額な報酬」であることなどが、Linkedinの調査で分かった。
人材獲得競争が繰り広げられる中、優秀な人材を確保・維持したい企業にとっては、強力な流出防止策が必須となりそうだ。
「興味を満たすチャンス」が転職意欲を煽る
調査結果について報じたエコノミック・タイムズ紙によると、調査は2017年4月、インドの専門家539人を対象に行われた。ここでいう専門家(プロフェッショナル)とは、多様な分野で活躍している専門知識と実務能力を兼ね備えた労働者を意味する。
インターネットを含む様々なチャンネルと通して、常に新たなチャンスを求めている専門家は91%。そのうち46%が「リクルーターから連絡があると嬉しい」と答えている。
45%が「より高額な報酬」を転職理由に挙げており、37%が「面接中に報酬を教えて欲しい」と考えている。次いで40%が「より高度な技術とやり甲斐のレベル」、32%が「より大きな成長のチャンス」を重視している。
総体的には55%が、「専門家としてだけではなく、個人的な興味を満たすチャンスの追求」に転職意欲をそそられている。