本業が忙しいサラリーマンでも、給与以上の不労所得を作ることは可能です。お金も時間も自由な「お金持ち」ならなおさらでしょう。

お金持ちは、「お金に働いてもらう」という発想も徹底しています。常にお金を生み出し続けるモノや仕組みをたくさん持っているということです。ここでは、お金の基本と、お金がお金を生む仕組みについて見てみましょう。

預金金利は単利、複利に注意

car
(写真=Sergey Ryzhov/Shutterstock.com)

まず、分かりやすい例を挙げます。定期預金は、預入期間に応じて利子が付きますが、付いた利子を利子として受け取るのが単利、受け取らずに元本に組み込むのが複利です。複利の場合は、雪だるま式に利子が元本に組み込まれていき、預入期間が長くなるほど効果的です。

少しでも増やしたいなら複利の方がお得というのは、預金をしている人なら理解できるでしょう。また、この定期預金の預け方も、元利自動継続にしておくのがコツです。

こうした資産運用方法は多岐に渡りますが、代表的なもので銀行預金、株式投資、投資信託、債券、FX(外国為替証拠金取引)などが挙げられます。

運用は早ければ早い方がいい

これらの資産運用をスタートする時期は、早ければ早いほど良いのです。早く始めれば、それだけ資産の目減りを防ぎ、大きく増やせる可能性が高まります。銀行預金の複利運用もスタート時期が早いほど、メリットをより享受できるわけです。

さらに、早期に始めれば、投資先を分散して長期運用することが可能になります。リスクを軽減し、より安定した運用を目指す道が切り開けます。

人生にはさまざまなステージが待っています。結婚、出産、子どもの入学、住宅購入、定年後の生活……支出が多くなるイベントに差し掛かる前に、いかに早期に運用を始めるかがポイントとなり、「お金が貯まったら資産運用を始めよう」という考えでは遅いのです。