IPO市場の後半戦もすでに半ばとなっている。そんな中、IPO投資にチャレンジしたいがまったく当選せず、諦めムードになっている投資家も多いだろう。

何かと話題となりやすいIPOだが、最近はその流れに変化が見られる。初値で暴騰する株ではなく、前評判は低く、初値がそれほど上がらない株に変化の動きが顕著なようだ。

ここではそんな前評判は低かった株の変化に収益チャンスがあることをお伝えし、その狙い目の理由と狙い方について解説していく。

前評判は低かったのに人気化する

IPO,投資
(写真=PIXTA)

IPOの醍醐味はなんといっても、上場時の「上昇の力強さ」である。上場時に最初につく値段を初値というが、上場前の公募価格に対して2倍、3倍という異常な値段がつくことも稀ではないためIPO投資は多くの投資家を魅了する。

また超人気株の場合、初値形成後も株価が引き続き跳ね上がることがあり、一部の投資家からはセカンダリー投資(初値後の投資)として人気がある。

一方で数あるIPO銘柄の中には前評判が低い株も上場することがある。そんな銘柄は株価も初値形成時で募集価格を下回ることもあるため、初値形成後もそれほど資金が流入せず株価が泣かず飛ばずとなることが多い。しかし、最近はその流れも大きく変わってきているようだ。

前評判の低い株が「化けた」驚きの実例3つ