外食産業企業の一部の株価上昇が目立っている。特にペッパーフードサービス <3053> 、串カツ田中 <3547> の株価はここ数ヶ月程度で異常な伸びを見せており、投資家からの人気の高さがうかがえる。

最近ではこういった株式の値動きに乗る短期投資も一部人気となっている。上昇の流れを買うのみなので銘柄選定しやすく場合によっては簡単に利益が生じるのがその理由だ。とはいえ株価が目立つようになるとそれなりに株価も上がっているので高値を買わなくてはならず、高値づかみとなってしまうこともある。

やはり、こういった株式は「上がり始め(初動)」で仕込みたいもの。そこで、これら上値を伸ばした外食系企業の特徴をご紹介した。

業績好調、事業拡大で伸びる企業

億万長者,株式投資
(写真=PIXTA)

目立たない動きだった外食産業企業の株価上昇の背後には業績の好調さや事業拡大への期待感が隠れている。まず業績好調という点は株価が継続的に伸びていくための前提といえる。

例えば現在では「爆弾ハンバーグ」を展開するフライングガーデン <3317> や「九州熱中屋」などを展開するDDホールディングス <3073> などの株価も上昇している。

両社とも最近公表された四半期業績(四半期決算を上方修正させている)が好調で、業績発表後も今後の期待感から買いが買いを呼ぶ展開となっている。次に話題性も重要である。話題性とは投資家好みのする材料と言い換えることもできる。

例えばある企業が別企業と事業提携を開始し大人気サービスを開始させるとか、海外進出を果たし事業店舗を拡大を開始したりすることで話題性が高まることがある。

株式市場ではこういった話題性にともなう「思惑」で株価が動くことがよくある。ペッパーフードサービスや串カツ田中の株価上昇も少なからず今後の事業拡大への思惑が絡むことが多い。

第二のペッパーフードを探すために

株価を大幅に底上げして上昇トレンドにのる企業の特徴としてはそもそも時価総額が巨大でないことが前提となる。せっかく好材料が企業に生じても、すでに投資家によってパンパンに買われている状態だと株価も上がりにくい。

例えば日本マクドナルドホールディングス <2702> の企業業績はここにきて好調を維持しており株価も上昇中であるが、年初から見ると60%程度の上昇にとどまっている。時価総額も6400億円程度と外食産業の中では巨大な企業であり、株価を伸ばすにはそれなりに力がいる。

一方で、ペッパーフードサービスは1400億円や串カツ田中は300億円程度と株価を伸ばした今でも時価総額は巨大な水準とは言えない。

株価底上げのためには企業自体が良い意味で身軽であることが重要で、いったん投資家からの強いアプローチが集まると買い上げるのにそう大きな力はいらなかったりするので不思議である。

株主優待があるのも強み

外食系産業の場合、多くの企業で株主優待を実施している。魅力的な企業の優待の場合には優待銘柄の投資家による一定の買い圧力があり、株価の底上げにもつながっているようだ。この記事を読むあなたが第二のペッパーフードサービス、串カツ田中を見つけることができればこんなにうれしいことはない。

谷山歩(たにやま あゆみ)
早稲田大学法学部を卒業後、証券会社にてディーリング業務に従事。Yahoo!ファイナンスにてコラムニストとしても活動。日経BP社の「日本の億万投資家名鑑」などでも掲載されるなど個人投資家としても活動中。個人ブログ「インカムライフ.com」。著書に「超優待投資・草食編」がある

*本記事に記載されている個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。

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