2017年11月7日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

先週から基本ドル買いスタンス。昨日6日(月)に過去3度ほど抜けられなかった114円半ばを抜け、損切りで買い上がって114.73円付近の高値を付けたが115.00円には届かなかった。生保が下期の策定に入りつつ、オープン外債を未だ買えていない状況で、為替に関しても本来買いたいレートを超えてしまっているため、渋々113円台後半でも買っているのではないかとみられている。

111.00~115.00円では元々オプションオーダーも多く並んでいるレベルで、115.00円を超えるとオプション絡みの買い戻しが入るかもしれない。またさらに上の115.50円を抜けてくると、テクニカル的にみても、その上のレジスタンスがあまりないこともあり、116.00円や117.00円を目指す可能性が出てくる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在の本邦企業に関していえば、輸出企業の売りはかなり進んでいる一方、輸入企業は買い遅れている。そのため、需給バランス的には、ドル不足となっており、上に上がったときにも売り玉が出づらいかもしれない。そんな中、向こう1週間の米ドル/円の予想レンジは112.50~115.50円。基本ドル買いで回して、小まめに利食って買いを回転させるスタンスで臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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