2017年11月21日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

(写真=PIXTA)

今週のコアレンジとしては111.50~113.80円で考えている。テクニカル的にも111.50円はかなり強固なサポートだ。

米ドル/円の日足チャートをみると、200日移動平均線、90日移動平均線、一目均衡表の雲の上限、トランプラリーの38.2%戻しと、この付近には重要な要素が全て入っている。またIMMの円売りポジションが膨らんでおり、先週過去最高水準を記録した以降ドルが崩れている。

またあさって23日(木)は、米国が感謝際、日本も勤労感謝の日と日米共に祝日のため、手仕舞い売りで114.00円手前は重いだろう。一方、111.50円がもし割れたら111.00円割れの可能性も秘めている。機関投資家は買い下がるだろうが、大量の投げ売りが出ることが予想されるからだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

向こう1週間の米ドル/円予想レンジとしては、前述したコアレンジの下値である111.50円が割れた場合を想定して、110.80~113.80円。戦略としては引きつけての押し目買いで臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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