子どものいない50代夫婦の方で、今後のライフプランについて考え、2人で話し合ったことがある人はどれくらいいるでしょうか。老後の生活をいつから始めるのか、その資金は十分あるのか、病気になったときの保障は準備してあるか……など、夫婦だけで生活していくためのライフプランを確認することは大切です。

この記事では、子どものいない夫婦が50代で保険を見直す時のポイントを説明します。

ライフプランの見直しが必要

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(写真=goodluz/Shutterstock.com)

子どものいない50代の夫婦は、共働き、もしくは一方が専業主婦・主夫というケースに分かれるでしょう。いずれにしても、老後は自分たち自身で自分の面倒をみることを前提にライフプランを考える必要があります。

例えば、老後の生活資金について考えると、共働きの世帯は夫婦ともに定期的な収入があり、さらに会社員の場合、国民年金・厚生年金に加えて企業年金制度を設けていることがあるため、老後の生活資金に余裕が生まれるかもしれません。

その半面、定期的な収入があるため貯金をしていない世帯もあります。その場合、将来に備えて、今から貯金をする習慣をつける必要があります。

働いている人が定年を迎えるまでの間の生活費という面で考えると、共働きの場合、夫婦のどちらかが亡くなっても、残された人に収入があるので、生活費の問題は少ないかもしれません。また、会社員は退職後も公的な年金に加えて企業年金を受け取れる場合があり、老後の生活費の心配も少ないでしょう。

しかし、共働きではない場合は残された人の生活費のことを考え、ある程度の年齢までは死亡保険に加入しておく必要があります。とはいっても子どもはいないため、万一の場合、残された人は働くこともできるので、大きな死亡保障は必要ないかもしれません。

次に、退職の時期についても考える必要があります。共働きの場合、二人の定年時期が同じなのか異なるのかによって、生活費や貯金ができる金額、老後の過ごし方が異なります。そのため、定年を待つか、早期退職するかも含めて二人でよく話し合いましょう。

50代の保険の見直しのポイント

50代で保険を見直すときのポイントは2つあります。それは、現在の保険の保障内容の確認と、老後その保障を増やすか減らすかそのままにするかということです。

まず、現在の保険の保障内容の確認については、保険期間、保険金額、保険料を確認して整理します。つまり、保険証券ごとにいつまでどんな保障があるのか、保険金はいくら受け取れるのか、保険料はいつまで払い続けるのかを確認するのです。

もし、夫婦のどちらかの保障が少ない場合、新たに保険に入って保障を追加するのもよいでしょう。また、定期型の生命保険や医療保険の場合、更新後の保険料が大きく上がることもあるので、死ぬまで保障がほしいという場合、終身型に加入することも選択肢としてあります。

また、契約内容によっては、現在の保険と比べて保障の範囲が狭いケースがあります。そのため、内容を確認し、必要であれば最新の保険に入り直すことをおすすめします。保障が厚くなって保険料を抑えられることもあるのです。

子どものいない50代夫婦におすすめしたい保険は?

子どものいない50代夫婦には、老後の医療費や入院費などをカバーする医療保険がおすすめです。

今は健康でも老後はどうなるかわかりません。また、お金の面で子どもに頼れないため、医療保険で医療費や入院費などに備えておくと安心できるでしょう。

50代だと既に持病を抱えている人もいるかもしれませんが、それでも加入できる生命保険や医療保険はあります。特に健康に不安がある場合、プロに相談してみることをおすすめします。(提供:保険見直しonline

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