2013年はマネタリーベースを2倍、2年で、2%のインフレ目標

広木隆,ホウドウキョク
(画像=Thinkstock/GettyImages)

2012年に安倍政権が誕生してからまる5年。その初年度に打ち出された金融政策(異次元緩和:2013年4月)で黒田総裁は、「2」がキーワードの政策を打ち出してきました。

マネタリーベースを2倍にし、2年で2%のインフレを目指すというものです。それから5年近くが経過しましたが、まだまだ2%のインフレ目標へは遠い。

しかし来年は、それに近づいてインフレが加速していくのではないかと期待しています。

そのカギとなるのは、賃金の上昇です。安倍首相は経済界に3%の賃上げを要請しています。

2018年は「3期連続の最高益、3%の賃上げ、日経平均3万円台」に期待

その背景としては企業の業績が絶好調だからです。

企業業績は、今年度2期連続の最高益が見通されていますが、来年度まで展望すると3期連続の最高益ということになります。企業が3 期連続の最高益を稼ぐぐらい業績が良いのであれば、従業員にも3%の賃上げを実施して、国内の消費、景気を盛り上げていく。

そういう景気の拡大に乗って、来年は実質「平成のラストイヤー」。「平成」という時代も実質30年で終わるというのが見えています。

3期連続の最高益。
3%の賃上げ。

これが「平成30年」に行われて、その先に日経平均が3万円台に達する。

そういった意味で2018年は「3」という数字がキーワードになると考えました。

広木隆(ひろき・たかし)
マネックス証券 チーフ・ストラテジスト

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