いつもは忙しく仕事をこなすタフな経営者も長期休暇の時はゆっくり骨休めをしたいと考える方も多いのではないだろうか。

自宅でゆっくりしながら、ビールとともに話題のドラマをチェックするのも素敵かもしれませんが、ちょっと出かけてみてはどうだろうか。今回は、最近話題の「昼酒」を楽しめる都内の各スポットを紹介していく。

浅草!百年企業のバーで昼酒を

Gyoza
(写真=Basico/Shutterstock.com)

都内の昼酒スポットのひとつ、浅草。浅草寺への参拝をしがてら、昼酒をきめるには最高の立地だろう。浅草に行くならぜひ、訪れてほしい昼酒スポットがある。

それは、日本初のバーとして知られる「神谷バー」。明治13(1880)年創業の百年企業だ。東京都台東区浅草一丁目一番地に立つ由緒ある同店は、開業以来、数多くの文豪たちに愛されてきた。詩人・荻原朔太郎も「一人にて酒をのみ居れる憐(あは)れなる となりの男になにを思ふらん(神谷バァにて)」と歌に詠んでいる。午前11時半から午後10時まで通しで営業しているから、参拝後の一杯にぴったりだ。

神谷バーの名物と言えば、デンキブラン。1882年に初代神谷傅兵衛が生み出したカクテルだ。明治のころ、電気は珍しいものの代表格で、ハイカラな舶来品は「電気○○」と呼ばれてもてはやされていた。

当時まだ珍しかった神谷バーのカクテルも、その流れでデンキブランと名付けられたという。デンキブランの「ブラン」はブランデーのことで、そのほかジン、ワイン、キュラソー、薬草などがブレンドされているが、その調合はいまだ秘密だという。デンキブランはアルコール30度、「電氣ブラン<オールド>」は40度と、目から火花が飛びそうだ。明治から息づく百年企業のバーで、時には「昼酒」をするのも悪くないだろう。

全国から仕入れた本物の日本酒を3,000円で飲み放題!「KURAND」

東京商工リサーチの調べによると、2017年に創業100年以上となった企業は、全国で3万3,069社。業種別で見ると、「清酒製造業」が850社(構成比2.5%)で最多だという。このように日本各地に由緒ある酒蔵が多くあるが、実は広く知られていない酒も多いのだ。

そんな小規模でも本物の日本酒を作っている酒蔵を応援し、「世の中には、まだまだおいしい日本酒はたくさんある」ということを伝えている昼飲みスポットが「KURAND」だ。 都内なら池袋、上野、新宿、渋谷、新橋に店舗を構えるKURANDは、週末なら正午からオープンしている。スタッフが直接、全国の蔵元を訪れて仕入れたおいしい日本酒を、各店舗とも時間無制限3,000円(税別)で飲み放題できるというのだから、飲んべえにはたまらない。

冷蔵庫から好きな日本酒を取り出し、自由に楽しむスタイルで、料理もつまみも持ち込み自由。時には、昼から全国の由緒ある酒蔵の未来に乾杯をささげてみてはいかがだろうか。

酒屋でふらっと一杯「角打ち」がブーム!「君嶋屋」

酒飲みなら「角打ち」という言葉をご存じかもしれない。「かどうち」ではなく「かくうち」。四角い升の角に口を付けて飲むことから転じて、酒屋の店頭で升酒を直接飲むこと、いわゆる「立ち飲み」を指すようになった言葉だ。酒屋の一角で飲めるのだから、昼から飲みたい人にはぴったりだろう。

銀座や恵比寿にある、「君嶋屋」も都内で人気の角打ちのひとつだ。同店は、明治25(1892)年創業の横浜の老舗酒販店「横浜君嶋屋」が経営する酒屋で、テイスティング・バー・コーナーをもうけている。君嶋屋オリジナルの「情熱シリーズ3種類の飲み比べセット」のほか、旬の日本酒、注目のワインがグラス1杯から楽しめる。女性でも、買い物の途中にふらっと立ち寄って昼酒を楽しみやすいだろう。

ただ、昼間の酒は飲みすぎやすいという難点もある。脱水症状になりやすいという指摘もある。飲みすぎはほどほどにしておこう。(提供:百計オンライン

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