2018年1月4~5日の東京株式市場は強気ペースの展開となった。取引は2営業日だけだったが、日経平均株価は大納会終値から949円59銭高の2万3714円53銭まで上昇して取引を終えた。

ジャスダック「月間値上がり率」ランキング

ラクオリア創薬,株価
(画像=Thinkstock/GettyImages)

今回は2017年12月のジャスダック市場「月間値上がり率」ランキングをみていこう。

(1)ラクオリア創薬 <4579> 2350円 +114.81%
(2)レイ <4317> 721円 +100.28%
(3)アミタホールディングス <2195> 2445円 +75.27%
(4)大木ヘルスケアホールディングス <3417> 2600円 +63.52%
(5)レカム <3323> 179円 +57.02%
(6)ベルグアース <1383> 2285円 +55.76%
(7)SEMITEC <6626> 6620円 +52.53%
(8)ハイパー <3054> 1060円 +48.25%
(9)幸和製作所 <7807> 1万5550円 +44.65%
(10)テセック <6337> 2179円 +43.26%

※銘柄、証券コード、株価、上昇率。株価や上昇率は12月31日現在。

日経ジャスダック平均株価は5日、終値ベースで4027円58銭と昨年来高値を更新した。東証マザーズ同様、ジャスダック市場も個人投資家の買いで引き続き活況を呈しているようだ。

上記ランキングを業種別でみると卸売業が3銘柄と最も多く、次いでサービス業が2銘柄、医薬品、水産・農林業、電気機器、機械、その他製品が各1銘柄だった。

ラクオリア創薬、海外企業との提携を好感

今回は、上記ランキングからラクオリア創薬、レイ、ベルグアースを取りあげる。

ラクオリア創薬は愛知県名古屋市に本社を置く創薬系バイオベンチャー。もともとは米ファイザーが日本に設立したファイザー中央研究所がルーツ。同中央研究所の閉鎖が決まり、EBO(従業員による買収)で独立した。

ラクオリア創薬株は昨年12月中旬に動意付いた。12月14日、子会社のAskAtが構造の異なる2つのEP4拮抗薬(AAT-007およびAAT-008)について、米Arrys Therapeutics社に、中国と台湾を除く全世界の権利をライセンスしたと発表したことが買い材料となった。

ラクオリア創薬は、研究開発費が高水準なことから赤字が続いているが、通期の営業赤字は縮小傾向にある。2017年12月25日発表の業績予想修正では、同年12月期の通期営業赤字が2億9800万円(従来予想7億9100万円)まで縮小する見通しを明らかにした。市場では、来期以降の黒字転換への期待も高まっているようだ。

レイ、テレビ朝日との資本業務提携で人気化

レイは映像制作会社。CMの制作やイベント、プロモーション、デジタルコンテンツの制作等を手掛けている。

昨年12月1日、レイはテレビ朝日と資本業務提携すると発表。これを受けて株式市場でレイ株の買いが活発化した。テレビ朝日は同19日までにレイ株の20%を保有し、同社を持ち分法適用会社とした。

レイは、自社株処分で調達した約4億8500万円を、運転資金や不動産取得資金に使った借入金の返済(3億3750万円)に充てる。残りについては、人件費などの運転資金に活用する。

ベルグアース、中国・河北省で合弁会社を設立

ベルグアースは愛媛県宇和島市に本社を置く野菜苗の生産販売会社。

12月27日、同社は中国で合弁会社を設立したと発表した。提携先は河北省の河北銘福隆農業開発。合弁会社は、中国で本格的な苗事業を始めるための企画・運営準備を行う。ベルグアースは「2018年10月期の業績に与える影響は軽微」(プレスリリース)と説明しているが、中長期的な業績向上への期待が高まり、市場で人気を集めた。(ZUU online 編集部)