福井の大雪は大変なことになっています。株式市場も相変わらず落ち着きのない相場展開で米国でも日本でも乱高下という感じです。指数だけでなく、個々の株式の動きを見ても動きが大きく、日経平均の先物も参加者が少なくちょっとした売り買いで大きく動くという感じです。
何とも落ち着きのない相場で、2015年夏の相場を思い出しますが、もうはまだなり、まだはもうなりということで、あまり焦らずに落ち着きどころを見て行くということで良いのかもしません。今のところ何となく22,000円を挟んでの動きという雰囲気で、ここで落ち着いてくれるといいと思います。米国でもハイテク銘柄等が売られていますが、買われ過ぎの修正となるものも多いのではないかと思います。落ち着いて底堅さがみられ、割安感のある銘柄は買い場となるものもあるのだと思います。
米国株はまだ落ち着きのない感じで乱高下となっていますが、為替も比較的落ち着いていることなどから本日の日本市場は堅調な展開が期待されます。ただ、米国市場も落ち着かず、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も乱高下となっていたので、まだまだ波乱含みということなのでしょうが、特に理由のないなかでの急落ということで手仕舞い売りが一巡となった後は底堅さが確認されると買い戻しや買い直しも見られるものと思います。
節目とみれらる22,000円をあっさりと抜けて、あっさりと割り込み、夜間取引であっさりと戻ってきました。振れ幅が大きいのですが、22,000円を超えると底入れ感が出ると同時に戻り売りも出て、22,000円を割り込むと売り難さが見られると同時に再度下値を試すのではないかとの見方が出るという感じです。米国でも日本でも振れ幅が大きくなっており、まだまだ波乱含みということなのでしょうが、徐々に22,000円をはsンでの振れ幅が小さくなるというようなことになって底入れ感が出るということではないかと思います。
本日の投資戦略
日本市場も米国市場も指数の振れ幅が大きく、まだまだ余震続きという感じです。それでも少しずつ空売りが増えて来ており、買い戻しなども期待できそうで、徐々に落ち着いて来るのではないかと思います。夜間取引の日経平均はもちろんのこと、日中の市場も米国の株価指数の時間外取引などを気にしているような雰囲気でもあり、米国が落ち着かないことには日本市場も落ち着かないということなのでしょう。
ボラティリティー(変動率)が大きいから売られるというような見方もあるようですが、やはり大きく下落する要因は下がるから売られるということなのだと思います。そういう意味では2015年の時と雰囲気は似ているのですが、当時に比べると米国も日本も企業業績などは改善されており、当時よりは落ち着くのが早いのではないかと思います。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。