住宅ローンを新規契約した際に、「こんなに面倒なのか」と思う人は多い。住宅ローンの契約には、数多くの書類が必要で、複数の役所に行って取得しなければならない書類もある。借り換えにも、基本的には新規契約と同じだけの書類が必要になるので、借り換えの前には覚悟が必要だ。しかし、借り換えの前に必要書類を把握しておけばスムーズに手続きを進めることができる。借り換えに必要な書類を確認したい。
目次
住宅ローン借り換えの流れ
まず、借り換えの流れをあらかじめ把握しておこう。
1.借り換え先の金融機関の比較・検討
2.金融機関へ借り換えの申し込み
3. 金融機関による審査
4.審査通過後、現在の借入先の金融機関に残金返済の手続き申し込み
5.借り換え先の金融機関と契約
6.住宅ローンの借り換え実行
7.借り換え前の金融機関の抵当権を抹消、同時に借り換え後の金融機関の抵当権を設定
借り換えに必要な書類
最初に住宅ローンの契約をしたときと同様に、借り換えにも書類が必要になる。入手先はさまざまで、中には役所に行かないと入手できないものもある。借り入れ予定の金融機関に必要書類を確認して事前にリストを作成しておいたほうが確実だ。
必要書類の例
書類 / 入手先
住宅ローン申込書 / 金融機関
団体信用生命保険申込書兼告知書 / 保険会社など
身分証明書(健康保険証、運転免許証など) / 各行政機関
住民票 / 市区町村
印鑑証明書 / 市区町村
給与所得者
源泉徴収票 / 勤務先
住民税課税証明書 / 市区町村
住民税決定通知書 / 勤務先
自営業者
確定申告書(直近3年分) / 自前
納税証明書(直近3年分) / 税務署
会社経営者
上述に加えて法人決算書 / 自社
登記簿謄本 / 法務局
売買契約書・重要事項説明書・工事請負契約書 / 工務店、ハウスメーカー、不動産会社
住宅ローン返済予定表 / 自前
返済口座の通帳の写し / 自前