子どもが一人の場合の保険選び
子どもが一人の家庭における保険の判断基準は子どもの年齢と死亡保険金額です。例えば子どもがまだ小さいうちは将来に発生する経済的リスクが多い状態ですから、定期型の死亡保険である程度手厚い保障が必要になります。子ども一人の場合はその子が成人するまでにかかる主に学業の保障がメインで必要となります。そのほかの生活費は公的保障や片親の経済力でまかなうことができる可能性が高いため、死亡保険の金額は学費にフォーカスした保障と考えることで、保険を検討しやすくなります。
ただ子どもが小さいうちは両親も若いことが多いですから、月々の保険料をシビアに意識することも必要でしょう。今後兄弟ができていくことを覗いて一人っ子の家庭はその子どもの学業に対する保障をメインに考えると無駄ない保障を選ぶことができます。
子どもが二人以上の場合の保険選び
兄弟の年の差や子どもの人数にもよりますが、子どもが多ければ子どもを育てる時間が長いわけですから一時的な大きなお金よりも毎月安定的に入る収入の方が大事になってくるでしょう。学費は奨学金や国の公的保障を受けることもできますが、子どもが複数人の家庭においては一時的な収入よりも毎月のランニングコストが親にとって負担になるケースが多いようです。
そのため子どもが二人以上いる家庭については死亡保険の中でも毎月決まった日に決まった保険金が振り込まれるタイプの保険がおすすめです。ただ子どもの数だけ保障内容を増やしていけば当然ながら毎月の保険料負担が大きくなり、支払いが困難になることもあります。そのため子どもが複数人いらっしゃる家庭の方は貯蓄額の見通しや保険自体の見直しをこまめに行うなど、保険料が負担になりすぎないような工夫が必要になってくるものと考えられます。
見直しを視野に入れた保険選びが大切
結婚や出産などで家族が増えるということはなかなか予測できることではありません。そのため現在夫婦だけの家族であっても今後子どもができたりというように構成も変化していくということが前提になります。家族が増えた際には必ず将来のリスクに備えた保険が必要となりますので、国や住んでいる地域の公的保障と合わせて考え、タイミングをみて最適な保険を見直していくようにしましょう。
見直しというと大掛かりで面倒なイメージがありますが、医療保険、死亡保険というように分けて考えていけば大きな手間がかかることもありません。若いうちは負担になりがちな保険料を見直すためにも家族構成がかわるときは保険の見直しがおすすめです。
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