(本記事は、バフェット太郎氏の著書『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』ぱる出版、2018年5月7日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

バカでも稼げる「米国株」高配当投資
(画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

【『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』シリーズ】
(1)「急騰間違いなし」の有料情報は不要 多くの著名投資家が推奨する投資先は?
(2)日本人が株式投資でお金持ちになれなかった理由とは?
(3)デキない投資家ほど「集中投資」する バフェット太郎氏が教える最適な投資銘柄数
(4)「運用資産5000万」の米国株ブロガーが見る「残念な投資法」6選

投資するなら絶対アメリカ!っていうこれだけの根拠

バカでも稼げる「米国株」高配当投資
(画像=Uber Images/Shutterstock.com)

「何に投資すべきか」、その答えが「株式」であるなら、どうして日本人は株式投資をしてお金持ちになることができなかったのでしょうか。

これは「1989年にバブルが崩壊して以降、日本株が長期で低迷し続けてきたから」です。じゃあどうして当時の日本人は米国株をはじめとした外国株に投資しなかったのか、っていうことが重要なんです。

当時の日本はネット証券なんてありませんでしたから、外国株投資へのアクセスが限られていたわけです。そのため、多くの個人投資家は日本株で短期投資するか長期投資するかしか選択肢がなかったんです。

そもそも短期投資はゼロサムゲームと言って、儲けと損失の合計がゼロになるゲームのことをいいます。たとえば、ドルを賭けてじゃんけんをした場合、一方はドル儲けて、他方はドル損をします。この合計はゼロになるのでゼロサムゲームです。

ただし、短期投資はこれに手数料が掛かるのでマイナスサムゲームとなり、やればやるほど損をするゲームになっています。したがって、短期投資をしても多くの個人投資家は損をするだけなんです。

一方で長期投資はプラスサムゲームとなり得ます。たとえば、一株1ドルの価値があると言われている企業の株が1ドル(適正価格)で売られていたとします。その企業の業績が順調に拡大した結果、数年後には誰もが一株3ドルの価値があると評価する企業に成長したとすると、当初1ドルでこの会社の株に投資していた投資家全員が3倍のリターンを手にしたことになるわけです。

このように、株価は企業の業績が拡大し続ける限り上昇する傾向があるので、長期投資はプラスサムゲームと言われるんです。

日本は96年以降、労働生産人口(15~64歳までの働ける人の数)が低迷し続け、企業は過剰な設備投資と事業の縮小が後手に回ったことから業績が悪化し続けました。また、割高だったバリュエーションが低下したことも株価を押し下げる原因となりました。

そのため、日本人は短期投資でも長期投資でも投資で損をしたので、多くの日本人は株式投資に悪いイメージしか持っていないんです。

しかし時代は代わりました。誰もが世界の株式市場に簡単に分散投資することができるようになったので、日本の投資家たちは日本というひとつの市場に縛られることはなくなったのであります。

そもそも日本の株式市場なんて世界の時価総額で言えばわずか10%にも満たない小さな市場でしかありませんからね。一方で米国の株式市場は全体の半分を占めているので、米国の株式市場を中心に投資することは世界の投資家からすれば当然のことなんです。

こういう時代背景もあったため、日本人は日本株でお金持ちになることができなかったのでありますが、これからはどうでしょうか。

近年、アベノミクスの恩恵を受けて日本株は総じて好調です。しかし、バフェット太郎はこれは単純に為替要因が大きいんじゃないかなと考えています。

確かに、業績と株価が一時的に下がっても安定した配当を出してくれるのなら、割安な高配当株を買い増すことで長期的なトータルリターンの最大化を目指すことができます。

しかし、日本株の場合は、そもそも米国株の連続増配株などと比べて事業構造が弱く、業績の低迷が一時的なものにとどまるのか、あるいは長期で低迷し続けてしまうのか経営陣にも判断ができず、結果的に応急措置的に減配をしてしまうのです。

最近のメディアの報道を見ていると、「日本株も連続増配株が増えてきた」なんて記事も見かけるようになりましたが、金融危機後の強気相場やアベノミクス相場に支えられているんだから当たり前の話なんです。大事なのは業績が悪くなって株価が下がった時に配当を増配するかどうかなんです。

将来の不況局面で日本企業が減配するのかどうかは誰にもわかりません。ただ、減配をしてきた日本企業に「次は減配せんやろww」と期待して投資することを正しいとは思いません。

ドットコムバブル崩壊や100年に一度の金融危機でも増配を繰り返してきた米国株にこれからも期待をして投資したほうが賢明だと思うんです。

バフェット太郎(ばふぇっとたろう)
日本一アンチの多い米国株ブログ「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ」(月間70万PV)の管理人。23歳の時に300万円から日本の中小型株で投資を開始。ジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来』の影響を受けて、2015年夏頃より米国株にシフト。現在の運用資産は5000万円で、コカ・コーラ株やジョンソン・エンド・ジョンソン株など米国の超大型連続増配高配当株10社に均等分散投資している。また、毎月米国企業から受け取っている10万円超の配当金は、組入れ比率最低銘柄に再投資することで均等を維持させ、資産の最大化を目指している。過去二年間のトータルリターンは30%弱。